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2014年の夏シーズン、TBS系列の火曜夜10時「火曜ドラマ」枠で全9話が放映された、東映&TBS制作による刑事ドラマ。
2020年のオリンピック&パラリンピック開催地が東京に正式決定したのを受け、海外メディアに対して日本警察のイメージアップを図るべく新設された、女性刑事をリーダーとする警視庁捜査一課「NS係」のメンバーたちが難事件の謎を解いていきます。
主人公となる熱血若手刑事=鳴滝 杏に水川あさみ、一匹狼を自称するやさぐれ警部補=阿藤に生瀬勝久、中堅刑事に菅原大吉、若手刑事に近藤公園、そして係長の出町警部にキムラ緑子、捜査一課長の岩井に中村雅俊、といったレギュラーキャスト陣。
主役の水川あさみさんは好きだし、その持ち味を活かした明るい作風も好みなのですが……
お飾りで新設された女性リーダーによる部署っていう設定にも、事件や捜査の描かれ方にも、新しさが感じられません。
冒頭、水川さんが犯人を追って走り、銭湯の男湯になだれ込んで湯船に浸かりながら逮捕するというw、アクティブで楽しい場面を見せてくれたのは良かったけど、本題に入ったらすぐフツーの謎解きドラマになってガッカリしました。
独身の水川さんが結婚詐欺に引っかかったり、相棒となる生瀬勝久さんが過去の失態で孤立してたりと、刑事たちのキャラクターが丁寧に描かれてるのはポイント高いんだけど、そこにも目新しさは感じられません。
朝ドラ『ごちそうさん』でチョー偏屈な小姑を快演された、キムラ緑子さんが係長役で良い味を出されてるし、NS係をバックアップする捜査一課長が中村雅俊さんであることも、長年の刑事物ファンには感慨深いものがあります。
でもやっぱり、何かしらのサプライズが無ければ続けて観ようという気にはなりません。冒頭シーンみたいにアクティブな描写や、お色気サービス等がもっとあれば、また違って来るんですけどねw
いやマジメな話、刑事ドラマなんて基本的にやる事はどれも同じですから、捜査以外の部分でいかに独自性を見せられるかが勝負ですよね。
だからこそ私は、刑事ドラマを観るのが好きなんだろうと思います。決まり事や制約が多くて個性を出しづらいジャンルにおいて、創り手や演じ手たちが懸命にアイデアを絞り、何とか新しいものを提供しようとする、そんな姿勢を見るのが好きなんですね。
その点で、この『東京スカーレット』はマトモ過ぎました。水川さんを主役にするなら、もっと弾けたドラマが観たかったです。