ハリソン君の素晴らしいブログZ

新旧の刑事ドラマを中心に素晴らしい作品をご紹介する、実に素晴らしいブログです。

『仮面ライダーキバ』#01

2020-01-27 00:00:06 | 特撮ヒーロー










 
2008年1月から翌年1月まで、テレビ朝日系列・日曜朝8時からの30分枠で全48話が放映された、テレ朝&東映&ADKの制作による特撮ヒーロー番組。平成ライダーシリーズとしては9作目にあたり、原作者=石ノ森章太郎さんの生誕70周年記念作品となってます。

仮面ライダーキバに変身する内気なバイオリン職人の主人公= 紅 渡(くれないわたる)を演じたのは、今をときめく瀬戸康史くん。そしてバイオリンを習うため彼の屋敷に通う中学生=野村静香を演じたのが、当時14歳の小池里奈さんです。

これも昭和のライダーシリーズとは全く違った作風で驚きました。近年のライダーは(そしてスーパー戦隊やウルトラも)ポップ化の傾向にあると思うんだけど、この時期のライダーはもっと尖ってるというか自由というか、決して万人にはウケないであろう独創性が際立ってます。

まず、西洋の吸血鬼伝説とバイオリンをモチーフにした妙に格調高い世界観。そして何より、2008年と1986年という2つの時代を舞台に、それぞれのストーリーが同時進行していく奇抜な構成。全く予備知識を入れずにボーッと初回を観た私は、正直何が何やら解りませんでしたw

ちゃんと集中して観れば、時代が切り替わる毎に年号を示すジングルが入るし、2008年の主人公(瀬戸くん)が1986年の主人公(武田航平)の息子であり、話もちゃんと繋がってることが理解できるんだけど、まさか子供向け番組でそんな複雑なドラマを見せられるとは思わず、私は油断してたワケです。

創り手が幼年視聴者のことを無視する筈がないですから、2000年代の子供たちがそれだけ賢いというか、ゲーム等で複雑な設定に慣らされ、対応する感性が磨かれてるのかも知れません。

私が観たのは最初の4話だけで、主人公がなぜ仮面ライダーに変身できるようになったのか、その理由もいきさつも未だ語られないまま。丸1年の放映期間で少しずつ、じっくり描かれていくんだろうと思います。

そうして謎で引っ張っていく構成も現代的で、初回の冒頭数分で全部分かっちゃう昭和ライダーとはえらい違いですw そうしてくれないと昭和の子供たちはついて行けなかったワケで、少年時代の我々はほんとアホでしたよねw

ところで本作の小池里奈さんは主役の瀬戸くんにずっとくっついてる役なので、とても出番が多いです。女性の主要キャスト=柳沢ななさんと高橋ユウさんがお二人とも戦士(いずれライダーに変身する?)役なので、一般女子を代表する小池さんの役割はなかなか重要かと思います。

芦田愛菜さんや神木隆之介くんみたいな天才たちと比べちゃうと拙いかも知れないけど、若冠14歳にしてはしっかりした演技をされており、癒しパート担当として欠かせない存在。ファンは見逃すワケにいかない作品です。

そしてセクシーショットは、キバと共闘することになる吸血鬼ハンター=麻生恵を演じた柳沢ななさん、当時21歳。雑誌モデルも務めつつ2001年からテレビ、映画、舞台で活躍されてる女優さんで、1年間レギュラーを務められた『仮面ライダーキバ』は代表作と言って差し支えないと思います。

ほか、木下ほうかさん、金山一彦さん等もレギュラー出演されてます。
 

 

コメント (3)
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