☆LAST FILE『愛と絆! 13係ラブ』
(2011.3.26.OA/脚本=伴 一彦/演出=中島 悟)
これまで何度か書いて来ました通り、殉職も転勤も無く、これと言った大事件も起きず、刑事たちの慰安旅行記だけで終わっちゃう画期的な最終回でしたw
とは言え、その旅行中にワンコ(多部未華子)が指名手配犯と出くわし、拉致されちゃうというトラブルは発生するんだけど、ワンコの嗅覚と13係のチームワークで、事件化すること無く速攻解決。
あらためて仲間との絆と、刑事という仕事の意味を再認識し、またちょっと成長するワンコ、というドラマはちゃんと盛り込まれてました。
けど、そんなドラマチックな要素は別にいらない位、慰安旅行の描写だけで充分面白いんですよねw
そこが『デカワンコ』の凄さであり、真骨頂と言えましょう。究極のキャラクタードラマで最高のアンサンブルドラマ。事件が起こらなくても成立しちゃう刑事ドラマなんて空前絶後です。
同じスタッフによる同じテイストの番組を何作か観ましたけど、この『デカワンコ』のレベルにまで到達した作品は無かったように思います。
森本梢子さんによる原作マンガがまず傑作であるのと、多部ちゃんはじめ芸達者ばかり揃った奇跡のキャスティング、そして『太陽にほえろ!』サウンドの魅力も忘れちゃいけません。
ドラマ好きの方には絶対に観て頂きたい作品だし、リピーターの方も遠慮せず、初回からまた観直して下さいw
いやホント、つくづく、何回観ても飽きません。素晴らしい!
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます