
積丹岬にたつ積丹灯台
まだいくらか空は青い・・
薄く伸ばしたような雲が落日の輝きをうけて赤と黄に染まってきた。
天空に描かれた自然の一瞬の美しさである。
陽の沈む西の海に黒い積乱雲が見える。

もうあたりはすっかり暮れてきた。
空を見上げると月、”薄と月”は秋の定番とはいえ日本的な風景をみてホッとする。
”岬の湯”の露天風呂につかりながら、凄まじい稲光を何度も見た。
やはりあの黒い雲は雷雲であった。
遠い海の彼方のようで、落雷の音はまったく聞えない。
雷を見ながら温泉に入る、ヘソを取られなければ問題なしか・・
なんとも奇妙で不思議な光景である。
