十二橋駅でおりて、タクシーをと思ったが、
なんとここは無人駅、あやめ公園までは3キロもあるというのに駅前にはなにもない。
仕方なく少し歩いたが、畦道の分かれ道で迷ってしまった。
ちょうど、そこへ車で通りかかった年配のご夫婦に道を尋ねると、
そこまで送ってあげるということ・・
”旅は道連れ世は情け”というが、
ご親切なご夫婦に感謝感謝!
かすり姿にボッチ笠姿の女舟頭さんの小舟にのって、園内をゆっくり案内してもらった。
たくさんの睡蓮がとてもあでやかで、手を伸ばせば掬ってしまえそうである。
暖かい日差しと水花の美しさにひたりきった午後であった。
昼食もとらずにいたのでお腹が空いたね。
舟を下りてから、二人でそんなことを話していたら、
ちょうどそこへ舟頭さんの娘さんがお弁当とおやつをもってやってきた。
「北海道の人だからね」
なんていいながら舟頭さんは田舎饅頭と濡れせんべいを分けてくれたのである。
やはり千葉はいい人がおおいんだね。