屯田物語

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「十字軍物語」 父が語った歴史

2010年10月24日 | 日常


大滝から白老にぬける国道86号線・・
なかなか眺めのいい道で、ゆきかう車も少ないし、快適なドライブを楽しめる。
ただ、峠にかかるころから小雨模様となって、
いくらか霧がかかってきた。

塩野七生著 「十字軍物語 Ⅰ」を読みおえた。

神がそれをのぞんでおられる!
ローマ教皇ウルバヌス2世のスローガンのもとに結集したキリスト教国の七人の領主たち、
彼らは一路イェルサレムを目指す。

神の御心のままに!
聖地奪回の御旗のもと、抵抗した異端者は女子供とて容赦なく殺戮していた。
第一次十字軍の戦士はヨーロッパでは英雄であってもイスラム世界では悪魔の二面性をもっていたことを理解しなければならない。

十字軍当時の歴史の背景を調べようとして、息子が高校時代につかっていた世界史の教科書を開いてみた。
11世紀の中世ヨーロッパあたりのページをめくっていると、
ある頁の余白に次のような鉛筆の書き込みをつけた。
「父が語った歴史・・・」
間違いなく息子の字だが、わたしは彼になにを語ったのだろうか。