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ノーベル医学・生理学賞に、北里大学名誉教授の大村智さん

2015-10-06 | ブログ

ノーベル医学・生理学賞に、北里大学名誉教授の大村智さんがさんが選ばれた。

熱帯の寄生虫の病気に効果がある抗生物質を発見したことなどが評価された。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20151005/k10010259391000.html

大村さんは山梨県韮崎市出身の80歳。山梨大学を卒業後、北里大学薬学部の教授や北里研究所の所長などを務め、現在は北里大学特別栄誉教授を務めています。
大村さんは、これまで微生物由来の有機化合物を多数発見し、薬学研究の分野で優れた業績を上げました。
そして、寄生虫によって引き起こされるオンコセルカ症やリンパ性フィラリアなどの発生を劇的に抑えることができる「イベルメクチン」のもととなる「エバーメクチン」など、数々の抗生物質を発見しました。

 

http://www.news24.jp/articles/2015/10/06/07311519.html

受賞の理由を、「何億もの人を苦しめた寄生虫による病気の革新的な治療に貢献した」としている。

その最大の功績は、アフリカを中心に毎年3億人を救う「奇跡の薬」を生み出したことだ。熱帯地域で猛威をふるう「オンコセルカ症」は寄生虫によって引き起こされ、最悪の場合、失明に陥る目の感染症。大村教授は、これに威力を発揮する治療薬を開発した。

 大村教授「人のために少しでもなんか役に立つことはないか、微生物の力を借りて何かできないか、それを絶えず考えております。それが今回のこの受賞につながっているんじゃないかと思っている」

 大村教授が開発する治療薬には、微生物に由来する有機化合物が必要だった。その微生物は、なんとも意外な場所で見つかった。

 大村教授「私がゴルフやりたくて、そういうこと言うわけではなくて、本当にそこから採ってきた土。(Q:ゴルフはお好きなんでしょうか?)好きです」

 静岡県伊東市にあるゴルフ場近くの土壌から採取した菌が、新たな薬を生んだのだ。

 大村教授「(Q:採取したゴルフ場の土は、他の土とどう違ったか)我々が土壌採取で歩くときは、そこで考えられるあらゆる可能性を考えて試料(サンプル)を採る。まずはランダムに、いろんな所を、可能性を広く取りながらやる。土壌から年間2000~4000株、菌を分離していくわけだから、一人でやるのは大変。これをみんなでやるからできる」

 他の感染症の薬を含めると、毎年3億人を救っている大村教授のことを「平成の野口英世」とたたえる声もある。

 

発見した菌は、伊東市のゴルフ場の土であったらしい。

微生物を分離する努力たるや、大変なことと考える。

 

ノーベル賞、受賞おめでとうございます。