ブラックと付くと、あまり良い意味にはならない。
・ブラック企業
・ブラック・リスト
・ブラックマンデー
等
良い意味では、コーヒーのブラックぐらい?
今回、話題となっているのが、ブラックフライデー。
木曜日にイオンに行ったら、あちこちにブラックフライデーのポスターがあった。
報道でもご存知のように、今年からイオンが、ブラックフライデーを実施しました。
ブラックフライデーとは、次のとおり。
ブラックフライデー(Black Friday)は、小売店などで大規模なセールが実施される11月の第4金曜日。
アメリカ合衆国では感謝祭(11月の第4木曜日)の翌日にあたり、この日は正式の休暇日ではないが休暇になることが多く、ブラックフライデー当日は感謝祭プレゼントの売れ残り一掃セール日にもなっている。
ブラックフライデーには買い物客が殺到して小売店が繁盛することで知られ、特にアメリカの小売業界では1年で最も売り上げを見込める日とされている。
また、ブラックフライデーは年末商戦の幕開けを告げるイベントでもある。
アメリカでの経緯は次のとおり:
1961年ごろからフィラデルフィアで始まり、1975年にはかなり広まった比較的新しい言葉で、当日買い物客で道路が混むのでそう呼ばれている。
名付けたのはフィラデルフィアの警察で、人が外に溢れて仕事が増えるため「真っ暗な金曜日」と呼んだことがきっかけとされる。
当初、小売店などはこの言葉に不快感を示して「ビッグフライデー」という言葉を作ったが、一般には「ブラックフライデー」で広まった。後に、フィラデルフィアの新聞が、小売業者が儲かり黒字になるという解釈を発表してからは「ブラックフライデー」は良い意味で使われるようになった。
ブラックXXXと言えば、世界恐慌を思い出す。
思い出すのは、ブラックマンデー。
しかし、ブラックマンデー(Black Monday)は、1987年10月19日(月曜日)にニューヨーク証券取引所を発端に起こった、史上最大規模の世界的株価大暴落。
暗黒の月曜日。
これは、1987年で、1929年の世界恐慌ではない。
1929年の世界恐慌は、次のとおり。
世界大恐慌。1929~33年の間、世界中の資本主義諸国を襲った史上最大規模の恐慌。
1929年10月24日、ウォール街の株式市場の暴落(暗黒の木曜日(Black Thursday))、10月29日(悲劇の火曜日)の大暴落に端を発し、全資本主義諸国に波及した。
米国の株価は80%以上下落、工業生産は1/3以上低落、失業者数1200万人、失業率25%。1929~1932年の間に世界貿易は70.8%減少、失業者は5000万人に達した。
各国は封鎖的な経済圏を作り始め、世界経済はブロック化の方向へ進み、第2次世界大戦の原因にもなる。
世界恐慌は、木曜日だったので、ブラックサーズデーでした。
ブラックが付くと余りいい意味では有りませんが、ブラック・フライデー。
先程のアメリカの発祥経緯を見ると、警察官がたいへんだったので、ブラックフライデーとなり、その後、ブラックは、企業利益の黒字の意味のブラックとなっています。
アメリカのニュースでは、この時期、そういうバーゲンがあるのは、知っていました。
ハロウィンも、日本では普及することはないと思っていましたが、何時のまにか、バレンタインの売上を超える様です。
日本の節分の恵方巻きも、関西以外では普及しないと思っていましたが、全国区になりました。
ブラック・フライデー、数年後に、日本でも、定着するのかどうか?
見ものです。