古希からの田舎暮らし

古希近くなってから都市近郊に小さな家を建てて移り住む。田舎にとけこんでゆく日々の暮らしぶりをお伝えします。

『チクチク』の効き目はあるかな。

2011年06月23日 04時44分56秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
         
 六条大麦を収穫したときに穂先のチクチクするヒゲは別に保存しておきました。ゴミ袋にいっぱいあります。我が家ではそれを『チクチク』と呼ぶことにしました。
 畑の苗に夜盗虫を寄せつけないために、そして庭のナメクジを花に寄せつけないために、『チクチク』を植物のまわりに撒いて使おうと思います。なぜそんなことを思いついたかというと、実は家庭菜園の本に「タマゴの殻を砕いて苗のまわりに撒いておくと夜盗虫がいやがって近寄らない」と書いてあったからです。皮が厚くてなかなか潰せない夜盗虫でもいやがるのですからナメクジならなおさらいやがるでしょう。とにかく『チクチク』を使って夜盗虫やナメクジに対する日頃の鬱憤を晴らしたいのです。
 オクラは茹でて切ってカツオでもかけて少量を食べるものかと思っていましたが、長田から菜園に通っておられるお向かいさんに食べ方を教えてもらいました。オクラを茹でて半分に割って種をとり、冷凍しておきます。食べるときは半冷凍のままみじん切りにしてかき混ぜ、味をつけて食べます。これだといくらでもおいしく食べられます。オクラが採れ過ぎても困りません。
 そこで今年もオクラを食べようと道子さんは種を播きました。種は順調に芽を出し、ぐんぐん伸びてこれから立派な木になろうとしています。そんなときにある日突然苗がガクッと頭を垂れます。茎の根元を食われるのです。苗のまわりの土を掻いてみると犯人は夜盗虫です。もう10本以上の苗がやられました。
 道子さんが丹精込めて収穫しようとしているゴマもそうです。「苗がしおれてるな」と地面を掻いてみると夜盗虫が出てきます。何十本とやられました。写真はゴマの苗ですがまわりに『チクチク』を撒いています。さらにヌカを撒くつもりです。というのは「夜盗虫退治にはヌカを撒くのがよい」と本に書いてあるからです。夜盗虫は皮は踏んでも潰れないほどしわいのですが、口は柔らかいものしか食べません。ヌカは食べやすく栄養がありすぎてフンヅマリになるのかもしれません。なにしろ大食漢の夜盗虫は大きなフンをします。それが便秘になって落命してもあまり同情する気持ちが起こりません。
 そうそう、一昨年のことでした。結構な値段のヤーコンの苗を二株買ってきて植えました。「さー、水をやろう」と農業用水の栓を開けて戻ってくると一株が倒れています。根元を調べてみたら夜盗虫が出てきました。
 犯人は水責めにして『夜盗虫土左衛門之丞』になってもらいました。
 あの恨みはいまだに覚えておりますぞ、夜盗虫殿!
 
コメント
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