古希からの田舎暮らし

古希近くなってから都市近郊に小さな家を建てて移り住む。田舎にとけこんでゆく日々の暮らしぶりをお伝えします。

オオスズメバチさん、『イモムシ料理の豪華な饗宴』をどうぞ!

2014年10月01日 02時15分32秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
 灰を入れ、コープ堆肥を入れて畝を耕運しようと、円筒形の容器から一輪車に堆肥を入れてたら、イモムシ(カナブン=コガネムシの幼虫)が底の湿ったところにいます。
「こんな堆肥をそのまま使ってはカナブンを増殖させるようなものだ」と思い、つまんで畝間に落として長靴で踏みつぶしました。でも次から次へと出てくるので、手かごにためることにしました。堆肥をかき回して姿を見ると手かごに入れてたら、数百匹になってしまいました。
「今日はたき火をしてないから火葬するわけにいかん。こんなに踏みつぶすのはイヤだし……」と思案して「そうだ! スズメバチはアオムシを食べる。イモムシだって食べるだろう」。
 スズメバチは肉食ですから畑に来てアオムシを捕ります。でもイモムシはなかなか捕まえられません(と思うのです)。
 イモムシって〈モンゴリモンゴリ〉して敏捷でないように見えます。でも土を掻きならした畑に100匹のイモムシをばらまいたら、10秒いや5秒以内に全員土にもぐって姿を消します。実に素早い。感動します。そんなイモムシを、スズメバチが捕まえるのはなかなかむずかしい。「よーし、今日はぼくがスズメバチさんたちに、イモムシを御馳走してあげよう」。
 数百匹のイモムシを平たいカゴに入れて、あのオオスズメバチの巣の入口に差し出そうというのです。
 夕方うす暗くなるとスズメバチの活動は鈍ります。そこでぼくが服装をととのえてイモムシのカゴを巣の前に置くことにしました。
 これがその重装備した写真です。
                       
 まず野良着の上に上下の雨具を着ます。頭はネットつき帽子をかぶり、手は厚い皮手袋をします。その上から厚めの70リットル・ビニール袋をかぶり、軽トラで巣に近づきます。(道子さんが運転して)ぼくは素早く車から降りて、イモムシカゴを巣の前に置いて車に戻ります。うす暗かったのでそのときスズメバチが入口付近でウロウロしてたかどうか見えませんでした。
 スズメバチさんたち、いまごろよろこんで食べてるかな。
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