古希からの田舎暮らし

古希近くなってから都市近郊に小さな家を建てて移り住む。田舎にとけこんでゆく日々の暮らしぶりをお伝えします。

アズキノメイガは不滅です。

2014年10月20日 03時01分03秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
                       
 きのうの朝、シャッターを開けたらこんな東の空が広がっていました。声にならない声を発してしばらく見ていました。空のいろは1分しないうちに変わります。一番いい時間にシャッターを開けました。この光を見て1日がはじまる〈しあわせ〉を感謝します。
                       
 次の写真は『アズキノメイガ』です。4ミリ防風ネットにとまっています。
 捕まえるか潰すかしようと手を伸ばしてはいけません。その押す力を利用して蛾がネットの目をくぐり抜けてしまいます。ふつうのアズキノメイガは、目の前においしい小豆のサヤを見ながら悔し泣きをしているのです。それをそっと見守ります。蛾の中には「なんとか命をつなごう」と必死にネットをくぐり抜けるヤツもいますが、それは中に入ったときに両手でパン! と潰します。仕損じると蛾はネットの外に出て、またUターンして入ってきます。その蛾は〈ネット自由自在〉を学習してしまっています。困ったものです。(人間の立場からいうと)
 小豆は被害ゼロではありませんが、いままでのひどい被害からすると格段に少なくなっています。道子さんはネットハウスに入って毎日葉を切り落とし、できたサヤを収穫しています。小豆という作物は五月雨式にサヤができて、小豆になります。ですから小豆の産地でも7割ほど実ったときに収穫します。うちではできたサヤから順次収穫しているのです。
 有機無農薬で、うちの畑の土で、つくった小豆はなんとも「うまい!」。数年前に道子さんがつくった「おこわ」のうまさを、いまも覚えています。あれは砂糖でごまかした味でなく、小豆そのものの純粋なうまさでした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする