古希からの田舎暮らし

古希近くなってから都市近郊に小さな家を建てて移り住む。田舎にとけこんでゆく日々の暮らしぶりをお伝えします。

今野敏の警察小説を読みながら思ったこと

2020年10月21日 20時52分44秒 | 古希からの田舎暮らし
 今野敏の警察小説『同期』を読みました。おもしろいけど、むかしとちがって、読了するのにずいぶん時間がかかります。仕事の合間に3日かけて読みました。
 警察って、正義の味方である刑事がテレビドラマみたいに活躍するところじゃない。上下関係のきつい、官僚組織なんですね。下っ端は上司にアゴで使われ、威張りちらされ、みじめな思いをするところなんですね。
 読みながら、自分の人生をふり返ってみました。〈生徒〉として小学校に入学してから〈先生〉になって退職するまで「朝になると校門から学校に入り、夕方になると校門から出て家に帰る」。そんな人生でした。頑張って「給料が高くなる」とか「地位が高くなる」ということはありませんでした。そんなことを気に掛けなくてもいい世界でした。いつも考えていたのは「いかにして生徒に理解させるか/覚えさせるか」でした。
 自分なりにあれこれ考えて、プリントをつくりました。英語教育に一家言をもち、自分なりの努力をしました。例えば「筆記体の習得」です。「筆記体を教えるのは時間がもったいない」と教えない教師がわりといるのですが、ぼくは1年生の2学期に時間をとってしっかり教え、練習させました。
 中学生というと生意気盛りです。中学生にもなって、
This is a pen. / I play baseball. / She likes apples.
 というような簡単な文章を習うのです。「バカにするな」という気持ちです。一方では英語に憧れもあるでしょう。筆記体を書いてみたい気持ちもあるでしょう。
 ですから筆記体のカードをつくって、ビンゴゲームをやらせて、文字に親しませ、文字のイメージをあたえます。それからペン習字帳だけでなく、プリントをつくって沢山練習させました。一年生の終りにはきれいな筆記体を書くようになります。
 ま、とにかく警察官僚みたいな、下っ端のみじめさを体験しないですみました。授業はワタクシが仕切るのですから、授業が好きならこんなたのしい職業はありません。
 本を読んで、そんなことを思いました。
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蓮華が芽生えました。

2020年10月21日 01時53分38秒 | 古希からの田舎暮らし
 先日、道子さんは裏山の小高いところに蓮華の種を蒔きました。ここは雑草や笹が生えて、見栄えのしないところでした。種を蒔いて土をかぶせ、水をやっていました。きのう見たら芽が出ています。

 来春には《蓮華の丘》になるでしょう。樹を植えているので陽当たりが心配ですけど。
 
 昨日は歯医者さんの日でした。帰りに東条のほうにまわりました。「稲刈りはすんだか」見てまわるつもりで。南山西の住宅街にも寄ってみました。いまもつぎつぎと家が建っています。奥の通りを見たら、あの《クリスマス・イルミネーション》の家がにぎやかです。
「いまからクリスマスの準備を飾ってるのか」と近くに寄ってみました。

 ハロウィーンの飾りです。それならもうすぐだ。10月31日だから、夜の照明が入る時間にまた来てみよう。

 つぎはムラサキシキブの写真です。ヒヨドリが実を食べにくるので、動物ネットをかぶせていました。せっかくいい色になったのに、眺めがわるい。お客さんもあるし、ネットをはずしました。しばらくは眺められます。
 そうそう、裏山のネットで囲んだ畑ですが、イノシシに荒らされて全滅です。野兎の子どもが豆の苗を食べるのでネットで囲っていました。イノシシはネットの下から入って、荒らしたのです。ちょっと仕返ししたい。またワナを仕掛けてもらおうか。
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