古希からの田舎暮らし

古希近くなってから都市近郊に小さな家を建てて移り住む。田舎にとけこんでゆく日々の暮らしぶりをお伝えします。

篠山の宇土観音(銀杏の大樹)を見に行きました。

2021年11月24日 20時59分31秒 | 古希からの田舎暮らし
 三木の慈眼寺の銀杏はほとんど落葉して、地面は黄色になっています。しかし樹の枝はかなりはだかです。
 冷え込んだから「篠山の宇土観音」も銀杏はもう落葉してしまったか。見に行くなら早いほうがいい。
 24日は朝から出かけました。いつもなら寺の駐車場に車で行くのですが、この季節は相当手前に臨時駐車場があります。車を置いて、老人の脚で15分ほど歩きました。

 立派です。落葉はまだ。地面には少し散り敷いてますけど。色づきは満点。新聞に写真が載ったからか、つぎつぎと人がお寺にあがってきます。みんな銀杏のまわりでスマホやカメラを構えます。昨日は休日で人出が多かったでしょう。今週は見ごろですけど、落ち葉が地面に散り敷く頃はまた「絵」になりますね。
 見てよかった。あとは3人の知り合いを訪ねることにしました。「勝手知ったる篠山」ですから車でスイスイ走ります。草の上の方は不在なのか呼び鈴を押してもなかなか出てきません。しばらくして娘さんのような方が出てこられ「2年前に亡くなりました」。
 たしか同じ年に生まれた方ですが、そういえば賀状の返事が来なかったかな。仏さんを拝ませてもらいました。親しかった方の死を思うと、こころが ”シーン” とします。
 あとの2人の知り合いの方はお元気で、キウイをいただいたり、柚子をいただいたり、おしゃべりをたのしみました。
 篠山は2年間アパートで暮らしたところです。観光地になっていますが「〈行く〉と〈暮らす〉はおおちがい」です。2年間の篠山の暮らしはいま思っても「よかった!」。いまの田舎暮らしの原点です。
 ヌートリアという生きものに、はじめて出会った車塚古墳にも寄りました。古墳の濠(ほり)をしずかに泳ぎ、哲学者のように思慮深い姿で夕暮れの石垣にたたずむ姿に、感動しました。訪ねてくれる客人を、ヌートリアの濠に案内したものでした。

 ♬〈小さい秋見つけた〉の3番の歌詞にこんなところがあります。

  むかしむかしの風見の鶏の
  ぼやけたとさかにハゼの葉ひとつ
  はぜの葉赤くて入り日色 ……

 道子さんはその「はぜ」の「入り日色」を見たくて、裏山にはぜの苗を植えました。いま生長して、写真の色になってます。

コメント
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