古希からの田舎暮らし

古希近くなってから都市近郊に小さな家を建てて移り住む。田舎にとけこんでゆく日々の暮らしぶりをお伝えします。

写真に感想文をつけてアルバムに整理しようと思ってます。

2022年05月28日 20時24分38秒 | 古希からの田舎暮らし
「ぼけ老人」とか「痴呆老人」と呼ばれていた人たちに『認知症』という立派な病名をつけた長谷川和夫医師も、最晩年には認知症になりました。「高齢になれば、だれも避けて通れない症状だ。もし90歳を過ぎて生きていると、かならずワタクシも認知症になるだろう」と覚悟しています。
 過去のいろんなモノを見て、あれやこれや思い出し、認知症になるのを遅らせることができるでしょうか。
 しかし、ぼくは田舎に引っ越したときに、自分の学生時代のアルバム、教師になってから残していた生徒たちの/卒業アルバム/卒業文集/手紙類/も全部捨てました。
 残したのは結婚してからの家族のアルバムだけです。過去を思い出す〈手がかり〉が、ぼくは少なくなったか。
 そんなことはありません。田舎に引っ越してからのデジカメの写真が何千枚もあります。しかも全部パソコンに取り込んであります。見ようと思えば簡単に見られます。
 しかし、認知症になると「パソコンをあけて写真をつぎつぎ見る」なんてことはしない気がします。そこでいま準備していることがあります。
〇 パソコンには『すべての画像』が時間順に並んでいます。最初の画像は、2003年で「大豆畑トラスト」の写真です。ブログを書きはじめた2009年からは、2022年の現在まで、ほぼ毎日写真を撮っています。この中から「これ!」と思う写真をA4版のインクジェット紙に印刷しています。それが100枚以上たまりました。
 Lサイズの写真は小さい。迫力がない。大きい写真にすると、感慨がわいてくる(気がする)。また老人会のプリントをつくっていたときはパソコンのプリンターをこまめに使っていました。それがなくなり、プリンターを使うこともなくなりました。何も印刷しないでいるとインクが詰まる。故障します。ときどき使うほうがいい。
 そこで一週間に1,2度、プリンターでA4版写真を印刷します。インクは消費しますが、プリンターがいつも快適に印刷します。もう10年以上使っている、4色の安いプリンターですが、いまも調子がいい。
 印刷した写真が200枚くらいになりました。これを時系列に並べて、ファイルにしようと思います。でもただ写真を並べただけでは感想が出てこないでしょう。思考が動き出す〈誘い水〉がほしい。そこで一枚一枚の写真に、大きな文字の感想文をつけることを、思い立ちました。その感想文をあとで読んで、そこから思考が流れ出すかもしれない。84歳のぼくが、過去を振り返りながら、いまの思いを文章に表現するのもわるくない。写真と文を見開きにファイルして、それをゆっくり見ていくと、思考が流れ出すかもしれない。
 という思いで、明日から「感想文付け」をはじめます。
 自分では、「結構たのしい仕事になりそうだ」と思っています。
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