古希からの田舎暮らし

古希近くなってから都市近郊に小さな家を建てて移り住む。田舎にとけこんでゆく日々の暮らしぶりをお伝えします。

第五章『虫葬の大地』を読みました。

2022年05月15日 18時49分23秒 | 古希からの田舎暮らし
 インパール作戦の戦記はいろいろ読みましたが、『虫葬』という言葉は見ていないと思います。船戸与一の小説『満州演義』第八巻『南冥の雫』の最後の章・第五章の題は『虫葬の大地』です。インパール戦記を集中して読んだのはもっと若い頃でしたが、〈虫葬〉という言葉は記憶にありません。
 いまは気力がおとろえて、悲惨な戦記を読む力が出ないのですが、この『満州演義』ではあの戦争の流れが全部書かれていますので、読みました。
「引用しよう」と〈虫葬〉のやりとりが書かれているところを読み返しました。できません。ひどい話です。

 日本人は、アジアモンスーン気候の地に生き、おだやかな気性の農耕民族です。兵隊として出征する若者は、力が強く、元気があって、善良で、弱いものにやさしくする青年たちです。
 戦争で「人を殺せ!」と命じられる。

 バス停に置くベンチに、キシラデコールを塗りました。いつまでもベトついて乾きません。今日思い当たりました。5年も前に買ったキシラデコールで、油分が蒸発して濃縮されているのではないか。サンダーを掛けて、ペイント・シンナーを塗って拭いたら、乾いた感じになりました。明日バス停に設置します。

『満州演義』1~3巻を借りました。一ヶ月かけて読むつもりです。つらいところがあるかもしれませんが、この本は読みとおします。
コメント
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