古希からの田舎暮らし

古希近くなってから都市近郊に小さな家を建てて移り住む。田舎にとけこんでゆく日々の暮らしぶりをお伝えします。

カナカナ蝉が鳴きました。

2013年07月11日 04時01分48秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
                 
 買物帰りに畑のそばを通り、車をとめて水やりをしたときです。うちの畑の上を飛び交っていた10羽あまりのツバメたちが移動して、車のアンテナにとまりました。4羽。うちの畑はムシがいるので、ぼくらがいないときはよくツバメが飛んでいます。里と山の境目なので、スズメはめったに飛来しません。墓の木立ちに巣のあるカラスは、おそらくうちのスイカをねらっているでしょう。糸を張って防いでいます。
 ウグイスは子育てが終り、ぼちぼちいなくなります。きょうは裏山で、今年はじめてカナカナ蝉が鳴きました。「歳をとると〈一夏〉・〈一冬〉をやり過ごすのが、一つずつ峠を越えるような仕事になります。お互い、自愛して生きましょう」と暑中見舞いに書く年齢になりました。身のまわりの人の幾人かはいなくなり、カナカナが鳴いて、また夏がきました。
 龍神さまは雨を降らせてくださいましたが、また猛暑で畑の水やりに時間をとられています。あまりショッチュウお願いするのは気が引けますが、でも龍神さま! よろしくお願いしたいのですが……。
 大豆の『芯摘み』をしました。黒豆と大豆の補植もしなければ。胡麻は花が咲いてるし、落花生も花が咲きだしたし……。雨がほしいなあ。 
 
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

本は宅配で送ることにします。

2013年07月10日 03時30分41秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
                 
 きのうは「朝のうちに仕事をしよう」と、6時前から草刈りにとりかかり、畑の土手3辺(道路脇=西/南/東)の草を刈り終えました。写真は朝刈った草を夕方燃やしている東側の土手です。草がカラカラに乾いており、すぐに燃えてしまいました。これで7月の草刈りは完了です。刈りながら足場の上で「何歳までこうして草刈りができるかな」という思いがチラッと頭をかすめます。

 退職者の会パンフレットに、『矢祭(やまつり)もったいない図書館』という記事を見かけました。

 福島県矢祭町。茨城県との県境にある東北最南端の6800人の小さな町。阿武隈山地から流れる奥久慈の清流と渓流 …… のどかな田園風景のひろがるこの町には、使わなくなった図書43万冊を集めて開設したことで全国的に有名になった「矢祭もったいない図書館」がある。……
 2005年に実施した町民アンケートで「図書館がほしい」という回答が多くあり、つくることになった。しかし建物も蔵書もない。そこで「もったいない運動キャンペーン」で全国に図書寄贈を呼びかけた。 …… 宅急便の車がひっきりなしで道路が渋滞し、町民総出で整理に当たり……。
 現在の蔵書数は45万冊。これは慶応大学図書館の蔵書数とほぼ等しい。2007年にはライブラリー・オブ・ザ・イヤーを受賞して、小さな町は45万冊の図書で活気づいていった。

「すごいなー。うちの図書も送りたい」電話してみました。すると「寄贈は受けますが、現在は〈出版後3年以内の本〉に限らせていただいております」。
 先日「アジア図書館」に軽自動車に本を積んで持ち込みました。その後残りの本の中で文学全集・歴史シリーズなどは道端のコンテナに捨てました。
 しかしまだ捨てたくない本が残ってる。それはやっぱり「アジア図書館」に持ち込むしかない。でも大阪の街中を軽自動車でウロウロ走るのは気が進まない。
「段ボールに入れて送ってもいいですか」。電話してみました。いいそうです。
 大事にしてきた本もほとんど捨てました。どうしても捨てる気になれない本が残っています。
 この本たちが、どなたかと巡り会えますように!
 
 


 

  
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

7月の『草刈り』をしています。

2013年07月09日 02時05分27秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
                   
 きのうアップした床下収納に、早速『酵素族』(味噌・野草酵素飲料・ラッキョの漬物など)のみなさんが納まりました。「やー、ご苦労だった。涼しくてきもちがいいわい」と味噌くんがつぶやいてました。
 いままで味噌は瓶(かめ)に入れていましたが、重いのでプラスティックの容器に小分けして入れ、ビニール袋で包んでいます。こんなに沢山うちで食べることはありませんが、娘たちもせっせと持ち帰るし、いろんな人に賞味してもらうのです。
「手前味噌」とかいいますが、なかなかのものですよ。
 7月の「草刈り」をはじめました。きのうは半分ほど刈ったのできょうは朝6時から残りを刈ります。刈ったままで一日土手に干し、夕方集めて燃やします。白い煙をあげて燃え、いい「草木灰」ができます。「灰」は道の駅やホームセンターの園芸部門でも売っていますね。ほんのちょっとで100円とか値をつけて。
 今年ははじめ空梅雨で、水やりをするほどでした。だから草が生えませんでした。しかし先日来雨がしっかり降って、畑の畝の草もワッと生えてきました。こんなに草の種があったのかと毎年のことながら驚きます。
 土手の草を刈っていると小さな蛾がよく飛び立ちます。昼間は土手に隠れているのですね。そうそう、4ミリ防風ネッドでおおったトウモロコシですが、道子さんはネット内に入ってよく世話をしています。彼女によると「今年はトウモロコシ、ちょっと採れそうよ」。ご苦労さまです。いただきます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『床下収納』ついに完成しました。

2013年07月08日 01時11分29秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
                 
 我が家の台所の床には、50センチ四方の床下収納枠が切ってあり、プラスチックのボックスがはめてあります。そのボックスを撤去して、もっと沢山収納できるように枠を広げました。それがこの写真です。苦心して撮りましたが、わかりにくいですね。
 まず床下のコンクリートの上に桟を置き、フローリングの板で床をつくりました。150センチ四方の床にしたかったのですが、床を支える支柱があったり排水用パイプが走ってたりして、〈145センチ×100センチ〉の床になりました。
 その床からサイドの壁を立ち上げるのですが、ステンレスの金網を4枚つかって壁にしました。この金網は〈100センチ×45センチ〉で、ロール状に巻いて売ってあります。(どこのホームセンターにもなくて、名谷のコーナンで見つけました。)床下の高さは40センチしかありませんから上端は床下の構造合板にビス止めしました。
 金網は思ったより強く、細工するのに苦労しました。床下という狭いところに50センチ四方の入口から入り、横に這いつくばったり仰向けになったりして作業します。
 こんな仕事はもう二度としたくない。それが完成しての感想です。
 なぜこんなものをつくったか。
 我が家では、味噌、野草酵素飲料などをつくっており、これから暑くなると醗酵が活発になります。容器からあふれ、こぼれます。だから「冷暗所」に置きたい。我が家の一番の冷暗所がこの床下です。味噌はいくつもの容器に分けて入れます。野草酵素飲料もいくつかの瓶に入れます。それらを収納し、しかもムシやネズミをシャットアウトする。で、風通しのある冷暗所をつくったというわけです。
 7年前、田舎暮らしの小さな家を建てたとき、満蒙開拓青少年義勇軍として渡満した人にアドバイスされたことがあります。
「家を建てるんだったら、半地下でもいい、地下室をつくるといいですよ」
 
 
 
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

文学全集などは捨てました。

2013年07月07日 02時21分30秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
 軽トラや軽自動車の積載量は300キログラムですから、寄贈するつもりの本を全部積むことはできませんでした。それとアジア図書館の人と話したら、「寄贈本を売って図書館設立の資金にしようと展示即売会をやっても、文学全集などは売れません」と言われました。自分では貴重な本だと思っている中央公論社の『世界の歴史』『日本の歴史』『世界の文学』などもそうでしょう。アジア図書館に持っていく本に入れていましたが、全部捨てることにしました。
 きょうは畑仕事の合間に本を軽トラに積んで、道端のコンテナボックスに捨てに行きました。これがあるお陰で、整理がつきました。仏像などの写真集、タイム・ライフ社の写真のついた本などあと1回分の寄贈本が残りました。あまり街中を走りたくない気もしますが、近いうちにアジア図書館に本を届けます。街中は土・日曜日のほうが空いていて走りやすいかなあ。
                 
 これはアジア図書館の書架です。板で手づくりした、本のサイズに合わせた本棚が、すき間のないほど詰まっています。ところどころにアジアン・テイストの置物を置いて、雰囲気を出そうと努力してあります。アジア図書館に注ぐ熱い情熱が伝わってくる部屋です。
 家庭菜園見習いの青年は、毎週土曜日か日曜日に実習に来ています。自分の畝を世話し、ぼくらの仕事を手伝い、グングン学習しています。興味を持って仕事をしている姿を見ると、こちらまでうれしくなります。
 2月末に植えたジャガイモを収穫しています。今年は植えたときの寒さのせいでしょうか、小さいですね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大阪の『アジア図書館』に本を運びました。

2013年07月06日 04時51分20秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
「自動車を運転して西宮の芸文センターまで行く」のもおっくうな歳になったのに、全く知らない大阪の街中まで本を積んで運転する。田舎ならどこまでも行きますが、未知の街中は「行こうと思う」だけで気が重くなります。一日延ばしにしていました。
 でも屋根裏から下ろした本は、なんとか処分しなければなりません。7年前、田舎に引越したとき、沢山の本を処分して、「これだけは捨てるにしのびない」と持ってきた本を、またまた処分することにしたのです。
「道端のコンテナに捨てるのはいやだ。いくらかでも役立ってほしい」と友人に教えてもらった『アジア図書館』に持ち込むことにしました。
 カーナビを頼りに未知の街をうろうろ走って、やっと「阪急・淡路駅」前のアジア図書館にたどり着きました。三木から1時間半ほどでした。アジア図書館の外観です。ぼくらが運んだ本が右端に積んであります。
                 
 ここは民間の図書館です。設立された方が図書館の中を案内してくださいました。廊下もぎっしり詰まった本棚が並んでいます。しかもこの本棚、多くの本を収納できるよう「本に合わせて板で自作」されています。
                 
『日中戦争から太平洋戦争へ』と掲示のかかった部屋がありました。日本の敗戦から68年たちました。しかし、あの戦争は過去の「歴史」に送り込んでしまっていいのか。否。日本にも中国にも、アジアのほかの国々にも、体験者がまだ生きています。まだ多くの人々の人生に尾を引いています。
 退職後数年間「聞き取り」にエネルギーを注いだ『満蒙開拓青少年義勇軍』(嚮導訓練所)関係の本を、ぼくは処分しきれないでいます。持ってはいますが見直す気力が失せました。あれも……。
 ボランティアの方が収蔵本をパソコンに入力して整理しておられる部屋もありました。日本の、アジアの、多くの人たちの思いに支えられて、この図書館は成り立っているのを感じました。
 立派な仕事をしておられます。
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

うちの前に訪問看護ステーションが建ちます。

2013年07月04日 04時09分56秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
 南海ホークスの野村克也監督はよくマスコミに出て好き勝手なことをしゃべりしますが、テレビでこんなことも言ってました。「ぼくは人生三回結婚説なんですよ。一度目はまー、結婚する。二度目は世界で一番愛する女と結婚する。そして三度目は看護婦さんと結婚する」
 発言の真意はわかりませんがなぜか笑ってしまいました。はなはだ身勝手ですが、たしかに終末に看護師さんのお世話になるといいでしょうね。
 我が家には、後期高齢者になったぼくと、もうすぐなる妻と、100歳を越えた母の3人が暮らしています。そして3人とも「入院しないでこの家で終末をむかえたい」と思っています。その我が家からケンケンで行ける(年寄りには無理ですが)8メートルくらいのところに『訪問看護ステーション』が建つことになりました。
                 
 右手の屋根が我が家の玄関で、わが愛車・軽トラの屋根がチラッと写っています。道をへだてた向こうに大きな生コン車・ポンプ車が見えます。基礎工事のコンクリート打ちがはじまりました。
 ふだんから「田舎暮らし」を自慢しているのに、その真ん前にどうして「訪問看護ステーション」が建つのか。近所にお住まいの看護師さんご夫婦が高い理念をもって開設され、3年目にしてこの地に拠点となる「ステーション」を建てることになったのです。
 こんなすばらしいことがあっていいのでしょうか。1000回近く書いてきたブログで「なぜか恵まれている」とたびたび発信してきましたが、このたびもまた。
 ぼくは大工仕事が大好きで、そのことをたびたび書いてきました。田舎に暮らすようになると、自分でウッドデッキをつくり、家のまわりに小屋を建て、ひさしを出し、パントリーを建ててきました。
 街に住んでいたときは、散歩途中に「家の棟上げ」を見かけると、道端にたたずんで何時間も見ていました。田舎に暮らすようになって滅多に家の新築を見かけなくなったのは残念でした。この地に移り住んで7年間で、棟上げを見たのはとなり村の一軒だけです。それがこのたびは、居ながらにして「かぶりつき」で棟上げを見られるのです。
 ぼくは、しあわせです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

善祥寺のハスが今年も咲いています。

2013年07月03日 04時40分03秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
                  
 口吉川町の人が「花のある郷土の風景」といわれてまず思い浮かべるのは、「善祥寺のハス」でしょう。そのハスの咲く季節になりました。
 きのうは歯医者さんに行き、ついでに足の向くままに口吉川町の村々をドライブしました。善祥寺のハスが咲きはじめています。写真を撮ってから、三木吉川ゴルフクラブとオリムピックゴルフクラブの間の山道をドライブしていたら、2匹のハクビシンが溝をうろうろしていました。これも外来の害獣ですね。
 動物といえば、先日の雨で無施池から流れ出たのか、亀が畑のそばの溝にいました。それをつかまえて畑の大きなタライに入れておきました。孫が来たら見せてやろうと思って。大志くんはひとしきり亀と遊び、またタライに戻しました。
 野菜づくりを学びに来た青年にも見せてあげようと、タライから取り出して遊歩道の上に亀をおきました。じっとしています。おしゃべりしているうちに亀のことを忘れてしまい、一時間ほど畑仕事をしてから思い出しました。「元の場所にそのままいるだろう」と見に行ったらいません。タライのまわりどこをさがしても見あたりません。「ウサギと亀の話があるでしょ。亀って案外すばしこいかもよ」と道子さんにいわれてしまいました。そんなことないと思うけど。
 そうそう、うちの玄関から電柱2本分山の田んぼに寄ったあたりの茂みに、キジの夫婦が住んでいます。ときどき夫婦で散歩しているのを見かけます。キジは二(ふた)声鳴きます。よく表現されるように「ケーン、ケーン」とは聞えませんが。そのたびに、ぼくはなぜか「キジも鳴かずば撃たれまい」とつぶやきます。
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

なかなか緑のトンネルになりません。

2013年07月02日 03時42分06秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
                  
 夏は畑でひと休みするときにビーチ・パラソルを広げていました。「緑一色の地味な田舎の風景に、派手なパラソルでアクセントをつけるのもいいな」そんな気分でした。しかし去年あたりからパラソルを広げなくなりました。「緑のトンネルの下でひと休みしたい」と思うようになりました。
 そこで写真のようにトンネルをつくり、動物ネットを張りました。下にはゴーヤを8本植えました。いまゴーヤくんたちは一生懸命ネットを這い上がっています。しかしまだトンネルというところまでいきません。
 黒大豆と白大豆(ふつうの大豆)の苗を移植しました。黒大豆が150本ほど、白大豆は300本ほどです。根をしっかり土の玉にしてとるので、いまのところしおれた苗はありません。
 移植する畝には大雨の前に黒マルチをかけていたので、土がしっとりしており、気持ちよく移植できました。大豆は2本植えで50センチ間隔にしました。風通しがよくなるし、ムシ防除のためのアセビの煎じ薬も散布しやすくなります。
 これからは草抜きが大仕事です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

遊歩道のある畑がいい。

2013年07月01日 05時09分11秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
                  
 きのう、畑の周囲につくっている「遊歩道」の草刈りをした写真です。刈った草をレーキで掻き寄せればもっときれいに写るのでしょうが、することがいっぱいあったもので。
 この遊歩道、もともとは畑が広すぎるのでつくりました。一反三畝(せ)というと400坪。相当に広いです。全部に作物をつくるのは大変です。そこで200坪は遊休地にして、半分で作物をつくるつもりでした。しかし遊休地にしたら蛇やマムシ、ムカデやムシの巣窟になるでしょう。それならば畦の内側に1メートルほどの遊歩道をつくろう。で、100坪余りを遊歩道にしたのです。
 2008年にここで野菜をつくりはじめましたから今年で6年目。いまではこの遊歩道をとても気に入っています。「なくてはならない」というか「あって当たり前」というか「遊歩道のない畑は考えられない」というか。
 それにまわりの眺めがいい。写真の右端にはささやかな「うちの村の鎮守の森」が小さく見えます。民家の遠望があって、左は村の墓地の木立ち。わかりにくいですが、左端の竹の棒にはペットボトルがぶら下げてあります。「ストチュー」を入れてムシを誘引するトラップです。成果のほどはまた。
 
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする