104つの奇跡

見えてるのかな、これ?

3年3割

2018年01月23日 21時29分55秒 | Weblog
銀行員「将来に希望が持てない!」若手が流出


 何日か前に新聞にも載っていましたが、現在は銀行や金融機関に勤める方々の離職が目立つとのこと。私が信金を退職したのも9年前ぐらいになりますか。その時から離職率の高さは有名でしたけどね。


 よく、「3年3割」と言う言葉を聞きますが、昔は「3年経ったら3割辞める」って意味でした。上記の信金時代でも、私が辞めたのが3年半経ったぐらい。40人ぐらいいた同期もその時には25人前後だったかと思います。もっとも、3年3割も今では「3年経ったら3割しか残っていない」って意味になってきていると思います。


 確かに記事にもあるように信金時代は封建的と言うか、前時代的と言うかそう言った風潮がよく残っていました。40時間残業しても10時間しか申請できないとか、早出のチラシ配りやらのサビ残当たり前、地域の行事に土日の休みを潰して参加したり、社内イベントにも強制参加、さらには3~4ヶ月に1度の銀行業務検定その他試験(自腹&他で使えない資格)などなど、目に見えない拘束時間も多々ありました。


 「仕事でもチャレンジすることより、失敗しないことが何より大事という究極の減点主義。一回でもバツがつけばおしまいだ。」とまではいきませんでしたが、定期預金や貸出金などの通常業務の他に発生するクレジットカードや保険、カードローンなどのノルマは「達成して当たり前」みたいな感じがありました。顧客のニーズがあるかどうかは別問題って印象でしたね。まぁ、元々営業には向いていなかったので、余計にそう思います。



 私も色々と紆余曲折しましたけど、結局は今の仕事に落ち着いています。稼ぎは中々上がらないですが、ワークライフバランスと言う点では今が一番良いですね。今のご時世、終身雇用なんて夢の世界ですし、制度疲労も起こしているってのは尤もだと思います。自分が納得して無理なく働ける職を探すのも一つの道だと思いますね。潰れてしまう前に。