シノダ! チビ竜と魔法の実 (新潮文庫)
価格:¥ 483(税込)
発売日:2012-01-28
富安陽子さんの「シノダ!」シリーズ。
その文庫本第1弾。
『チビ竜と魔法の実』(新潮文庫)
を読みました☆
現代のマンションに暮らす、ごく普通の小学校5年生、信田結(ユイ)。
小学校3年生の弟と、まだ3才の妹、そして両親の5人家族だけど、ちょっと普通と違うのは、ママが本当はキツネだってこと。
でも、そんなことは全然気にしてない!
そんなことより大変なのは、いつも信田家に問題を持ち込む親戚の方!!
突然キツネの姿でソファーの上に現れる、時代劇が大好きな鬼丸おじいちゃん。
変身が得意なママの妹、スーちゃん。
そしてキツネ一族の問題児、ママのお兄さんの夜叉丸おじさん。
その他にも、不吉な予言を告げるのが趣味のおばさんがいたりして、信田家はいつもおかしな事件に巻き込まれます!
小学校低学年から読める内容で、カラスの森や、ヘビの宝物、不思議な木の実など、ワクワクする小道具も満載♪
シリーズはすでに6巻まで出ているみたいですが、大人が読んでも面白かったです!
キツネのママと、人間のパパの間に生まれた子供たちは、キツネ一族の不思議な力も受け継いでいて…
このお話は「信田妻」という伝説から生まれました。
歌舞伎や文楽の演目にもなっていますね。
その昔、人間と結婚したキツネが正体がバレて森に帰っていく。
その時生まれた男の子が、かの陰陽師、安倍晴明だといわれています。
ドタバタだけれど、明るく面白い。
続きも読んでみたくなりました☆