問題1 次の漢字の読みとして正しいものを答えよ
「日本」 a.にほん b.にっぽん
「中国」 a.ちゅうごく b.ちゅうごっく
エ~、こんな問題は実際には出されないと思うので安心して下さい(多分・・)
「中国」はもちろん a.「ちゅうごく」 と読むのが正解です。
では、「日本」って漢字、正式には何て読むのかご存知ですか?
自身の結婚生活を綴った人気ブログ、「中国嫁日記」が書籍化されベストセラーとなった、井上純一さんのコミックエッセイ。
『月(ゆえ)とにほんご 中国嫁日本語学校日記』(アスキー・メディアワークス)を読みました。
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日本語学校を舞台にした、蛇蔵&海野凪子さんの『日本人の知らない日本語』 (メディアファクトリー)はベストセラーになりましたが、こちらは切り口がちょっと変わっていて面白い♪
まぁ、もともと変った夫婦ということもあるのですが(苦笑)、40代のオタクな日本人男性と結婚した中国人の月(ゆえ)さんが(20代!)、「日本語はヘン!」「どうして日本語はこうなってるの!?」と大いに疑問を投げかけ、時に憤慨し(苦笑)、日本語学習に悪戦苦闘します☆
ナゼ日本語には二つの読みがあるんですか!(音読み訓読みのこと)
どちか一つにしてクダサイ!
ひらがなとカタカナあるのも変!
監修は筑波大学教授の矢澤真人さん。
日本語を学ぶ外国人が感じる疑問質問に、解説という感じで答えていますが、「言葉は変化するもの」、「正解はない」、「どちらも正解」と、けっこうアバウト。最後には、「日本人はけっこういいかげん」なんて書いていて笑ってしまった(笑)
総理続投? 総理投げますか!? 何を投げますか!?
自分探し? 自分探すナンデスカ!? 自分ココにいるでしょ!?
ビルが建っている? ビルは建てられるものデショ!? 自分で建っているわけじゃないデショ!? 日本人、ビル生きてる思テマスカ!?
そこで先ほどの問題。
「日本」の読み方は、矢澤真人さんによると、「どちらも正解」だそうです(苦笑)
月(ゆえ)さんなら 「どちらか一つにしてダサイ!」 と叫ぶでしょうね。(一応、昭和の初めに「にっぽん」に統一したら、という話しは出たそうなんですが、現在は「どちらか一方に統一する必要はない」となっているそうです。ローマ字表記では「NIPPON」って書かれているのを多く目にしますね)
国名の呼び方(略称ではなく)が複数ある国は珍しい、と書いてあって、はじめて(そういえばそうか)と思いました。
別にどっちでもいいじゃん、同じ意味だし・・・と思うから「いいかげん」なんていわれちゃうのかな?(笑)
同じ意味なら一つでいいじゃん! と日本語を学ぶ外国人は思うんでしょうね。
英語なんかと違い、「誰がしたのか」「行動の主体は誰か」をぼかすのが日本語の特徴とよくいわれますが、「責任の所在をうやむやにする」のが日本人全部の特徴だと思われたら嫌だな(苦笑)
何かというと塩を買い占める中国人のニュースを見て、「何でいつも塩買いますか! 恥ずかしい!」と中国人の月(ゆえ)さんが声を荒げる場面が可笑しかったです♪
ブログ「中国嫁日記」は現在も好評更新中。
井上純一さんと月(ゆえ)さんは、仕事場を中国に移したりしていて、中国の住宅事情、中国の観光地で注意すること(タクシー運転手とか)、中国の運転免許教習所の様子などがわかって面白いです。
尖閣諸島の近海に中国の漁船監視船が度々やって来たり、人民日報が沖縄の帰属問題を取上げたり(沖縄はもともと中国に帰属しているとかなんとか)、何かと騒がしい日中関係ですが、仲良くなってくれるといいなぁ~
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