七夕の日、粋人soroさんの個展にいってきました。木の器といえば汁碗しか知らなかったのですが、昨日画像を配信した13インチの分厚い大皿や8インチほどの薄く繊細な取り皿、ボウル、あるいはスパイスミルなど実に多彩です。材料もナラ、かえで、樫などいろいろあって、それぞれ色目や木目の違いがありました。そして会場全体には何か懐かしさを感じさせるいい匂いが満ちています。仕上げの段階で使われている荏胡麻油の香りのようです。ちょうど和散歩日記作者Micchanも来ており、soroさんの奥様、ギャラリー『れ・ぼぬう』のオーナーさんとやあやあ初めましてとにぎやかに挨拶をしました。またブログから実世界へと嬉しいつながりが出来たのです。
で、記事は正しく書きましょう♪ この画像で掲げているグラスにはコニャックが入っております。soroさんは全くフラットなのですが、この時点で僕はもうだいぶ酔っぱらっているはずです。だってこんな変な微笑を浮かべている。
ギャラリーに到着して物色いたしたのち、soroさんがおっしゃった。
「お昼は食べてきましたか?」
「はい、たっぷりと」僕。
「そうですか~。じゃあ飲めないなあ~」soroさん。
「あっいえいえ、ちゃんと飲むために食べてきたのですっ」
「ああそうか。じゃあちょっとビール持ってきてもらおうか」
といった具合でギャラリーの中でまずは乾杯。いやいや、ビールが到着する前に地酒の生酒で乾杯したんだ。これがまあ静謐な青竹のような香りで実に美味い。くいくいっと二、三杯やったのちにビールで乾杯。
そのあとは一体どんな話しをしていたのか。F君の想い出のコニャックをいただきながら戦争の話しを聞いたのかもしれない。音楽の話しもしたか知らん。ああブログ仲間のみなさんの話しが一番盛り上がったのは憶えております。これをお読みになっているお方、みなさんのお話ですよ~♪ 柔らかい木と荏胡麻油の香りに包まれて、本当に素晴らしい時間を過ごしました。
そうして夕方以降は殆ど記憶がなくなっちまった。ギャラリーでそそうして、帰り道でそそうして、soroさんには芝浦の自宅まで送ってもらった始末。何年に一度やるかどうかの爆酔いを経験しましたあ。
当分しっかと反省の日々を送ってまいる所存であります。
豊島博治・木の器展 7/6~7/17(11,12日定休)
ギャラリー『れ・ぼぬう』埼玉県坂戸市泉町5-8
049-281-3285