前略、ハイドン先生

没後200年を迎えたハイドン先生にお便りしています。
皆様からのお便り、コメントもお待ちしています。
(一服ざる)

アートアクアリウム展2012 ~江戸・金魚の涼~

2012-08-19 13:11:11 | 美術関係
日本橋三井ホールで『アートアクアリウム展2012 ~江戸・金魚の涼~』
を観てきました。

「金魚を使った動くアート・動くオブジェ」といったところでしょうか。


会場入口付近には、普段あまり目にすることのない
(といっても逆に知ってるのは、夜店の金魚くらいですが)
変わった金魚が、水族館の水槽のように並んでいました。

出目金の突然変異で、目が上向きに飛び出た「頂天眼」(←かわいい)や、
フグのように体がまん丸の「ピンポンパール」(←これもかわいい)などなど。
こんなの家で飼ったらさぞかし楽しいだろうな、と思います。


先に進むと、巨大な水槽や金魚鉢の中で泳ぐ多数の金魚が
幻想的にライトアップされてます。


「花魁」というタイトルの巨大金魚鉢


また、背景に四季の映像が映し出される障子や、屏風の形をした水槽も。


「水中四季絵巻」背景は四季折々の映像に変わります。





こちらは「Byoburium(ビョウブリウム)」。屏風型の水槽です。
中央の黒っぽい影のようなものは、尾形光琳「紅白梅図屏風」の流水を
模したのでしょうか?美しい。


「現代テクノロジーと古き良き江戸情緒を漂わせる金魚のコラボレーション」
ということで、なかなか見ごたえがありましたが、
正直、「新明解国語辞典」の語釈が頭をよぎりました・・・。


 「新明解国語辞典第4版」(三省堂)より
 【動物園】
  生態を公衆に見せ、かたわら保護を加えるためと称し、
  捕らえて来た多くの鳥獣・魚虫などに対し、狭い空間での生活を余儀無くし、
  飼い殺しにする、人間中心の施設。


楽しかったんですけどね。
コメント
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