妻はアルツハイマー型認知症だった 介護終了・・・介護者のゆくえ

妻は入居中の特養で平成28年6月4日最重度の段階で永眠しました
妻の遺言を一生忘れないで生きていくつもりです(秘密)

介護日記から(25)認知症の人の人権

2011-09-18 00:40:48 | 認知症介護

アルツハイマーの妻 要介護3の時の記録です 現在は要介護5で全介助です

デイ休みの日 一日中家から一歩も出ないで大半の時間を

カバンと タンスの 整理に費やしました

最近になってタンスの整理が加わりました

前日 近所の葬式の手伝いで6人集まったところで

妻は(アルツハイマーです)と話しました

朝 施設の車を見て 仕事に行ってるのかと思っていたそうです

皆さん 認知症という言葉は知っていましたが

認知症=痴呆=廃人

つまり 以前と違う人間になったので一歩距離を置いて

接する または見るというニュアンスが伝わってきた

事実 妻にだけでなく認知症の人全般に対して

罵倒する言葉が幾つか出ました(例えば自業自得・・・)

 

私はへらぶな釣りをしています

釣り場で釣りの最中 ウキを見ながらある釣り人が 知人の家族が

入所している施設に一緒に行って患者さんの集まっている

ところを見てきて思ったことを話しました

私たち3~4人いる所で 『あんな呆けて車椅子に座っているだけで

何の役にも立たない年寄り連中は生きていてもしょうがない』

と一人で力説してました

 

釣り場は誰に遠慮する場所でないのでこの様な言葉は

以前から一部の人にあった 何回か聞いたことがあった

 

痴呆症の呼称が認知症と改称されても患者さんの

症例を見て偏見を持てば 認知症=痴呆症 と連想します

私は痴呆症の呼称の方が症例に合っていて侮蔑言葉と思わない

患者さん達は脳を病気で侵されてしまっただけです

患者さん達を人間としての人権がある 同じ人間として

尊重しなければならない と思い込んでサポートしていきたい