収穫してきた「富有柿」の写真を撮ったついでに、家内が吹聴している植えたばかりの「花の寄せ植え」も撮っておこうと思った。
花にカメラを向け始めた時、3歳の孫がやってきてレンズの前に立ちはだかり、「写真、撮って!」と言う。撮ると今度は「見せて!」と言う。
「おじいちゃん、花、撮りたいんや!」と言っても、全く聞いてくれない。「キャッキャッ」笑いながら、その繰り返しが何度続いたことか。
そのうち、そんな自分とのやりとりを、孫が楽しんでいるということがわかってきた。自分もいつしか花の写真を撮ることを忘れ、「孫の楽しみ」に引きずり込まれてしまった。