ご近所さんから手作りした郷土料理の金山寺味噌を頂いた。
大きなコーヒー瓶に一杯入っていた。買えば、コーヒーが入っているよりも高く、2~3倍はする。パックに出して味見をした。「発酵度合い」も「柔らかさ」も「味」もよかった。残りは冷凍保存した。
別の家からも金山寺味噌をもらった。先の貰った家のとは微妙に「なれ具合」や「味」に違いがあったが、美味しくできていた。
・・・「金山寺味噌」は微妙に味が異なる・・・
金山寺味噌は、同じ分量の塩や砂糖などの調味料を入れていても微妙に味が違ったりもする。
作る時の気温や湿度、重しの加減、具材の瓜やショウガやシソの量などによって微妙に味が違う。
塩や砂糖以外に蜂蜜などを入れたりと、調味料の種類が違ったり、入れる分量を変えれば、さらにいろんな味に仕上がる。
思った味になっていない時は、「今年のは、チョット辛め・チョット甘め」などと一言付け加えて渡してくれる。
今回もらった2軒は、ともにコメントがなかったので、「納得の味」に仕上がったのだと思った。
ご飯のおともにピッタリの金山寺味噌。青春クラブの「郷土料理の会」の定番料理でもある。
・・・・・郷土料理だけに・・・・・
近隣のスーパーには必ず専門業者の「金山寺味噌」が置いてある。直売所に行けば、業者だけでなく個人の作った商品もある。
自分が買う時は、専門業者であるKとMの本店に行く。本店に行けば、塩分量が違ったり具材の量が違ったりのいろんな商品が並んでいる。
我が家の法事では、有田以外から来てくれる人には、手土産に「金山寺味噌」を渡したりすることもある。
ご近所さん達は、この金山寺味噌を自分が大好きなことや、作っていないことを知ってくれているので、アチコチの家から届けてくれる。
おかげで、各家庭のいろんな味を楽しませてもらっている。我が家で作ると、そんな楽しみはなくなる。
ご近所さんの心遣いに感謝・感謝!
(注)ご近所のおばあちゃんから教わった昔ながらの「秘伝:金山寺味噌製法」は、後日、ブログに掲載のつもり。
※金山寺味噌の由来(紀州味噌工業協同組合HPより引用)※
紀州金山寺味噌の由来については諸説ありますが、なかでも有力とされているのが和歌山県由良町にある興国寺へ伝わったとされるものです。
鎌倉時代 建長元年(1249年)に宋(今の中国)に渡った法燈国師が「径山寺味噌」を日本に持ち帰り製法を伝えました。法燈国師は由良町の「興国寺」を建立した僧、覚心のことです。その後、交通の便も良く、また水質が味噌醤油の製造に適していたという湯浅町やその他の地域に伝えられ、以来親しまれてきたとされています。
また、和歌山県・高野山真言宗の開祖、空海(弘法大師)が、遣唐使として入唐・勉学の折、(835年11月長安入り)唐の金山寺から持ち帰り、高野山開創後、大勢の修行僧を養う「僧坊食」として用い、その後修行僧が各地に広めたとされる説があります。
しょうゆの起源となった紀州金山寺味噌
当時の紀州金山寺味噌は、水分が多いものだったと言われます。紀州金山寺味噌の製造の際には樽底に沈殿した液汁がたまります。これをすくい取って舐めてみるとこれが美味しかったことから、試しにこれを調味料として煮炊きに使ったところ大層旨く、その製法が発達してきたのが、醤油の起源であると云われています。
・・・・・初雪!・・・・・
ブログを拝見していると、殆どの人にとっては雪は見慣れているし、雪かきや雪下ろしでウンザリしている人もいる。
でも、我が家で雪を見たのは、今季、初めてだった。ただ、チラホラと舞っただけだったが、もういつ会えるかもわからないので、目に焼き付けておこうと、じっと眺めていた。
室内気温は10度を切っていた。