サネカズラ(葉・茎)を叩き潰して一晩水に浸けておきました。すると,どちらもずいぶん“とろみ”が出てきました(下写真は茎)。いかにも「これぞ粘液!」っていう感じがします。
それぞれ不純物を取り除くために,布地で濾します。ここではメリヤス生地を使用しました。葉から出た粘液は緑色。
この葉からこの粘液が。
茎を絞ると,茎の色合いをした液がゆっくり流れ出ました。
手ですくい上げると,ぬるっとした液が指から流れ落ちました。
量はたっぷり。
葉から葉の色をした液,茎から茎の色をした液。
葉と茎を分けずに,初めから混ぜて叩き潰してもよいのです。その方が簡単。
こんなわけで,サネカズラは最良の粘剤素材になります。粘剤に合成洗剤を使うなんて野暮。材料は限りなく自然の中から探してくることです。