人がいてもいなくても,ヤマトシジミはのびのび飛び回っています。小刻みに飛びながら,なかまに近づいたり,なかまともつれあったり。産卵することも度々。そうした動きはなんとも愛らしく見えます。
「ははーん,産付場所を探しているな」と思える動作は,低空飛翔でカタバミの周辺をうろうろする動き。静かにその瞬間を待っていると,ちゃんと期待に応えてくれます。
畑仕事をしていると,雑草でカップルがいました。「しめ,しめ。これはすてきな光景だ」と思いつつ,腰からコンデジを取り出して狙いを定めます。いくぶん黒っぽく見える右がメス,左がオス。
じっとしているかと思えば,動くこともあります。このコマを撮り終わった瞬間,パッと離れました。
夏の暑い今も,ヤマトシジミには恋の季節。幼虫の食草カタバミには卵があちこち付いています。これを雑草として引かなくちゃならないのはほんとうにつらいのですが,しかたありません。