霜の表情はじつに多様です。できる条件や環境が異なれば,ずいぶん違ってきます。
タンポポの綿毛についた霜は,前と違って角ばった立体がつながって,ごつごつした姿を見せています。一本の毛でこうなのですから,全体は氷砂糖の集合体のよう。
ホトケノザの葉には空洞になった長い柱が付いていました。 それがまっ直ぐ上に伸びたり,倒れたり。
ロゼットになったブタナに見る霜はふしぎな姿。等間隔に林立する柱はなぜ,こんなふうにできたのか,知りたくなります。
ブロックが積み重なったようで,頭でっかち。
葉ボタンの葉を見ました。細長い霜が適当な向きに伸びています。
氷柱が無造作にできたといった感じ。
柱一つひとつは中空です。
白い葉に付いた霜です。日の光が当たりかけると,奥行きが感じられます。まことに賑やかな風景です。
自然は水分を材料にして多様な造形美を見せてくれます。