1月22日(月)。午前10時。曇り,気温4.4℃。開きかけた花が寒さでひととき休止しているのではないか,と思えるほどの寒さです。
それでも訪花昆虫の可能性を期待して観察。いました,いました。シマバエのなかまです。翅が大きく湾曲して腹端の遥か先まで伸びています。体長は5mm足らず。
からだには花粉と思われるものが付着しています。
寒さのせいでしょう,動きはじつにゆっくりしています。
枝先まで歩いて移動しました。腹部にある薄青色の帯模様も大きな特徴です。からだを覆う毛,ハエらしい触覚が光ります。
正午。小雨がパラパラと来ました。そんな中,花を観察。同じハエを見かけました。やはり花が気になっているようです。
今度はできるだけアップで撮ろうと思いました。
歩いて移動。かなり明瞭に写りました。触覚からは長い毛がアンテナ状に一本ずつ。
昆虫が2種視野に入りました。
ここでも枝先に行きました。フラッシュを使って超近接撮影すると,細部がもっとよくわかります。吻までも!
シマバエは一瞬でいなくなりました。なんとすばやい! ハエらしい動きそのものです。
目を凝らすことが発見・出合いにつながりました。5℃以下でも活動している昆虫がいるのです。これからますます期待できそう。