自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

マンサク,今(6)

2018-01-22 | マンサク

1月22日(月)。午前10時。曇り,気温4.4℃。開きかけた花が寒さでひととき休止しているのではないか,と思えるほどの寒さです。

それでも訪花昆虫の可能性を期待して観察。いました,いました。シマバエのなかまです。翅が大きく湾曲して腹端の遥か先まで伸びています。体長は5mm足らず。 

 

からだには花粉と思われるものが付着しています。 

 

寒さのせいでしょう,動きはじつにゆっくりしています。 

 

枝先まで歩いて移動しました。腹部にある薄青色の帯模様も大きな特徴です。からだを覆う毛,ハエらしい触覚が光ります。

 

正午。小雨がパラパラと来ました。そんな中,花を観察。同じハエを見かけました。やはり花が気になっているようです。

 

今度はできるだけアップで撮ろうと思いました。

 

歩いて移動。かなり明瞭に写りました。触覚からは長い毛がアンテナ状に一本ずつ。

 

昆虫が2種視野に入りました。

 

 

ここでも枝先に行きました。フラッシュを使って超近接撮影すると,細部がもっとよくわかります。吻までも!

 

シマバエは一瞬でいなくなりました。なんとすばやい! ハエらしい動きそのものです。

目を凝らすことが発見・出合いにつながりました。5℃以下でも活動している昆虫がいるのです。これからますます期待できそう。