ハマニガナの花を探していると,一つの花にフタホシヒラタアブがいるのが目にとまりました。それで近づきました。「よし,よし」。そんな感じでレンズを近づけていきました。ところが不用意だったようで逃げられてしまいました。惜しい!
ヒラタアブの行方を追うと,近くの花に降りて花粉を舐め始めました。「今度こそ!」。慎重にレンズを向けました。かろうじて浜辺もわずかに入る構図が得られました。晴れた日,接写をする際はレンズの影が写り込まないようにするのがたいへんなのです。
ヒラタアブはこちらにはまったく気づいていません。食餌をしながらからだを動かしています。お気に入りの味のようです。
向こう向きになったとき,フタホシヒラタアブ特有の腹部模様が見えました。
花一つにこれだけ集中してくれれば,写す方としても落ち着いて対応できます。ありがたいひとときでした。