春の陽気にテングチョウが目覚めました。公園でときどき見かけるようになりました。
サクラの花を撮っているとき,近くに到来。一本の木の周辺にいて,そこから去る気配がありません。その木にとまったときにレンズを向けました。
翌日のこと。そこに行くと,やっぱりテングチョウがいました。先の個体と同じものかどうか,わかりません。たぶん同一個体でしょう。同じような行動を繰り返しました。下写真では複眼と触覚が写り込みました。
舞い上がったかと思うと,別の枝にまた戻って来るのです。下写真は後翅がレンズに触れる寸前で撮影しました。おかげさまで,ハッピーな光景を記録できました。
そして,すこしだけ右に移動。こうして撮ったのが下写真です。前翅の先端はレンズに軽く触れています。
昆虫の警戒心を生じさせないポイントに,「急な動きは禁物」という点があげられます。気配を感ずかれたらもうおしまいです。慎重の上にも慎重さが要ります。この心得に,これからわたしのからだがどれだけ溶け込んでいけるか,たのしみでもあります。