N公園にて。
山麓でコナラの若葉を見ていると,ナナフシのごく小さな幼体がいるのが目に飛び込んできました。体長はせいぜい2cmといったところ。
雑食性の昆虫で,主にサクラ,イバラ,アラカシあたりを食べるようです。わたしがこれまでに見て来たのはどれもイバラの葉か地面にいました。コナラはアラカシと同じなかまなので,この葉にいるということはコナラも食草だということになりそうです。その証拠に,葉には食痕が。そして,右側の葉にはヒメコブオトシブミがいます。
これまで何度も成虫を見てきた公園なので,幼体が見つかっても何らふしぎではありません。しかし,「よくもまあこんなに小さなからだが目に留まったことよ」と自分ながら感心するばかり。
歩き方が意外に速いのは,外敵から避難する習性によるのでしょう。
葉の上にいるままの状態で近接撮影をしました。個眼がきっちり見えます。
枝の下側にぶら下がっている状態で撮りました。
これからは木々の若芽に注目しておこうと思います。どんな出合いがあるかなあ。