自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

産卵 ~ツマグロヒョウモン~

2021-05-08 | ツマグロヒョウモン

5月8日(土),午前10時。アゲハの庭園にて。

花壇のビオラ近くにツマグロヒョウモンが飛来。翅をしきりにすり合わせて産卵する様子です。しばらくすると,案の定,ビオラの株元に入って産卵。これが今季初めての目撃となりました。

 

さらに,根元付近に生えた小さなカタバミの葉にも産卵。ツマグロヒョウモンが食草付近の雑草に卵を産み付けることはしばしばあること。あちこちに産んでいずれかの幼虫が育てばよい,ぐらいのファジーな思いのようにみえます。

 

さらに観察を続けると,あちこちに産卵しました。葉の表側に。

 

裏側に。

 

花茎に。

 

偶然にも,表側と裏側の同じ位置に卵が産み付けられていました。ただ,同一個体によって同時刻に産み付けられたものか,産付日がちがっているのか,わかりません。

 

メランポジウムの葉裏にも!

 

産卵日時がはっきりしているので,これからの推移を記録していきます。

 


'21春 虫の目レンズは友 ~ネギ坊主とツマグロヒョウモン~

2021-05-08 | 昆虫と花

ネギの花の塊りをネギ坊主と呼んでいます。花には相当量の蜜があるようで,ハナアブやミツバチ,それにチョウたちがたくさん訪れています。

その中に目立つ大きさのチョウ,ツマグロヒョウモンがいました。急いで家からカメラを持ち出して撮影開始。

こういうときの心得は,慎重の上にも慎重に。これが鉄則です。自分の動きもわずかずつ,レンズも気づかれないように,風や太陽の向きにも要注意。

 

二頭来ていました。このチョウの翅の傷み具合からみると,苦労があったようです。

 

右の後翅が大きく欠けています。

 

がんばっているなあ。

 

ネギの花を適当に咲くがままにしておくと,こんなふうにたのしめます。ありがたいことです。