自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

'21昆虫の頭・顔 ~ヤマキマダラヒカゲ~

2021-05-23 | 昆虫

ヤマキマダラヒカゲは林にすんでいます。クヌギ類の木に樹液を吸いに訪れます。翅をぴくんぴくんとすばやく動かします。翅の模様は樹皮に似ていて地味ながら,結構カラフルな色合いをします。

それを捕獲して頭を撮ることにしました。毛は虹色に輝いています。複眼の毛が印象に残ります。そこにはごみやほこりがかなり付着しています。毛が複眼を保護している様子がわかります。

 

静止した瞬間をうまく撮らないと,なかなかシャッターチャンスが巡って来ません。

 

なんとか真正面からも撮れました。

 

このすがたは,わたしにとってまったく未知の世界でした。あたらしい事実に出会えるのはいつだってたのしいものです。

 


交尾 ~モンシロチョウ~

2021-05-23 | モンシロチョウ

5月23日(日)。早朝,アゲハの庭園でモンシロチョウのカップルを見かけました。

モンシロチョウは,今も庭においている葉ボタンの葉に産卵に訪れます。このまま夏を越した葉ボタンは茎を木質化させて,結構おもしろいすがたになっていきます。それを待つ間チョウが盛んに卵を産み付けるので,よいプレゼントだと思っています。

さてこのチョウは,この葉ボタンに産卵するでしょうか。

翅に朝の光が当たって,翅脈が浮き上がります。雌雄の区別なのですが,メスの方が黄色味が濃いとされているので,左側がそれでしょう。

 

モンシロチョウはたくましいチョウです。畑だとキャベツとの相性がいちばんよいのですが,なければダイコンの葉でも産卵します。アブラナ科植物をどうやって見分けるのか,ふしぎです。きっと生き延びるための判別法があるはず。