今回は自然乾燥の結果についての報告です。
自然乾燥ではステンレス金網の上に,ソフトチュールにのったコットン湿紙をおきます。はじめは日に当て,おしまいは風通しのよい日陰におくので,今の気温だと2,3日かかります。日向で一気に乾かすと,乾きムラが顕著に出てチュールごと紙が剥がれることがあります。剥がれると,紙が波打った状態になります。こうなると,いくら平らにしようとしても無理です。
したがって,徐々に無理なく乾かすほかありません。「はじめは日なた,あと日陰で」がポイントです。夏だと半日ぐらいで乾きます。
下写真がほぼ乾き終わった紙です。
こんな感じで乾かしました。
出来上がった紙が下のものです(右がコットン:コウゾ=9:1,左がコットン100%)。
結局,乾燥に要した日数は二日間でした。