早朝、我が家の畑にて。
野菜を覆ったネットに朝露が付いています。そこにいたのがこのヤマトシジミ。寒さでほとんど動かないので、わずかな風が吹くのを我慢すれば撮影環境はいうことなし。
ヤマトシジミは寒さに耐えながら、ここまで生きて来たのです。そして、まもなくいのちを全うしようとしています。はじめに露、つまり水玉の付いた顔を撮りました。吻が伸びたまま。ずいぶん弱っているにちがいありません。
向きを変えようとしてピンセットでつまんで置き直しました。そうしたら落下。「しまったー! 申し訳ない! それに水玉が落ちてしまったー!」。見ると、そのとおり。この状態で斜め前から。
反対側から。
おしまいは真正面から。複眼に生えたわずかな毛が確認できます。
さて,ヤマトシジミの成虫は間もなく姿を消します。