自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

'21昆虫の頭・顔 ~露まみれのヤマトシジミ(続)~

2021-12-06 | 昆虫

早朝、我が家の畑にて。

野菜を覆ったネットに朝露が付いています。そこにいたのがこのヤマトシジミ。寒さでほとんど動かないので、わずかな風が吹くのを我慢すれば撮影環境はいうことなし。

ヤマトシジミは寒さに耐えながら、ここまで生きて来たのです。そして、まもなくいのちを全うしようとしています。はじめに露、つまり水玉の付いた顔を撮りました。吻が伸びたまま。ずいぶん弱っているにちがいありません。

 

向きを変えようとしてピンセットでつまんで置き直しました。そうしたら落下。「しまったー! 申し訳ない! それに水玉が落ちてしまったー!」。見ると、そのとおり。この状態で斜め前から。

 

反対側から。

 

おしまいは真正面から。複眼に生えたわずかな毛が確認できます。

 

さて,ヤマトシジミの成虫は間もなく姿を消します。