自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

'22 昆虫の頭・顔 ~ハッチョウトンボ(オス)~

2022-06-26 | 昆虫

ハッチョウトンボの行動範囲はいたって狭いので,近くに寄って撮影するのはそうむずかしいことはありません。じっととまっているとき,そっと上から近づきます。成熟したオスのからだは真っ赤。おまけに真っ赤な目が印象的です。よく見ると下の方が黒色を帯びています。

 

前の上方向から撮りました。複眼の赤と黒がくっきり分かれています。

 

なんだか見事な色分けになっています。

 

向きを変えて何枚も撮ります。

 

あちこちにいて,近づいて来て止まる個体もあります。トンボにとって視覚がどれだけ重要か,個の複眼のかたちと大きさを見ているとよくわかりそうです。

 

ちょうど前方向から撮るチャンスがありました。

 

うんとうんと近づいて撮りました。こうして見ると,黒い部分は単純な黒ではないことがわかります。この顔写真を見せられて「なんというトンボかな?」と問われたら,すぐにハッチョウトンボが浮かんだら大したものです。わたしには「赤トンボのなかまかな?」ぐらいにしか答えられません。

 

顔の表情は種ごとに異なっています。似ているようでも特徴がはっきりあります。ふしぎでもあり,納得もできます。