自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

公園のマンサク(3) ~ユスリカのなかま~

2023-02-22 | マンサク

公園のあちこちを歩いているうちに,じつにあちこちにマンサクが植わっていることがわかってきました。マンサクといってもいくつかの種類が見られます。ベニバナマンサクに近い花を持ったもの,花弁の短いもの,そんなものが並んでいたり,離れて植えられていたり。

おもしろいことに,実の名残りがどっさり付いたままの木が複数あるのです。これなら実が熟した頃に来れば種子がたくさん入手できそう。おもしろい!

 

実はどれも弾け,種子はありません。

 

そう思いながら虫を探していると,まず見つかったのがユスリカのなかま。さすが,この昆虫は冬活動的です。

 

からだは花粉まみれ。

 

まだまだこの花に未練がありそう。

 

近くに,クモの糸にぶら下がっているユスリカを見かけました。

 

このとき見かけたユスリカはこれだけです。わずかな時間でもあり止むを得ませんが,花の数ほどに見かけるものでもなさそうです。

 


キカラスウリの種子

2023-02-22 | 植物

キカラスウリの種子を取り出して,水で洗いました。下写真が,カラスウリのそれとは似ても似つかないかたちの種子です。耳のような突起が二つ付いた紡錘形をしています。さらにおもしろいのは,スタイルがみんな微妙に異なっている点です。とにかくばらばらなのです。

 

左側が二つの突起です。種子の長さは12mmぐらいでしょうか。

 

平らなところに置くとどうでしょう。どれも反り返っていることがわかります。それが一様に同じパターンで反っているのでなく,種子によって違いがあります。

 

カッターナイフで切って,胚の断面を見てみました(右)。幼芽部分がどれか,そこまではわかりません。あるはずの位置は,発芽を試みた方の記録から“耳のような突起”の部分にあることがわかっています。左は,割って取り出した子葉です。

 

カラスウリの播種と同じときに蒔こうと思っています。公園でも我が家でも,花の観察をたのしめますように。