細長い,体長10mmに満たないガがいました。偶然訪れたのではなく,目的をもってやって来たのでしょう。ここから離れようとしません。
別の花にもいました。ここでは,前回記事にしたハエと 一緒でした。
食餌の様子をとらえることはできませんでした。そこが心残りです。
まだまだ観察を続けます。今冬は比較的暖かめなので,まだ見つかるでしょう。
細長い,体長10mmに満たないガがいました。偶然訪れたのではなく,目的をもってやって来たのでしょう。ここから離れようとしません。
別の花にもいました。ここでは,前回記事にしたハエと 一緒でした。
食餌の様子をとらえることはできませんでした。そこが心残りです。
まだまだ観察を続けます。今冬は比較的暖かめなので,まだ見つかるでしょう。
無理な同定はやめておこうと思います。シマバエかミバエ,とにかく小さなハエが一匹タンポポの花にいました。
花を気にしている様子。
別の花にも,さらに別の花にもいました。まちがいなく,タンポポの花を訪れているのです。
この調子なら,小さな昆虫が何種類も見つかりそう。
一月,ホシノヒトミがぽつぽつと開花し始めたら,きっちりヒラタアブが現れました。フタホシヒラタアブです。この事実からも,ホシヒラタアブは成虫でも越冬する,といえるでしょう。
花はおおよそかたまっていくつか咲いています。その花々を順番に巡っていきます。そうするだろうと思ってそっとカメラを向けて行くと,やっぱりそうです。びっくりさせない限り逃げることはまずありません。
蕊の根元にある蜜腺を舐めています。
途中で葉の家でからだの掃除。頭部と脚には花粉がいっぱい!
アブはこの後,まばらながらかたまって咲いているホシノヒトミを巡りながら吸蜜行動を続けました。
これはウォーキング中に観察したもの。いつもコンデジを携行する習慣が付いているので,こうした特ダネ的な画像をものにできました。フタホシヒラタアブに感謝。
七草摘みに出かけたとき、ヨモギハムシを見かけました。名のごとく、ヨモギの葉が大好きな昆虫で、この葉で見かけることの多い虫です。
越冬態は成虫か卵らしく、今回はそのうちの成虫に出くわしたのでした。ありがたいことに、交尾中でほとんど動くことがなく、ゆっくり撮影できました。左がメス、右がオスです。
接写すると、雌雄の特徴がよくわかります。
体長は10mmにも満たないごく小さなハムシです。目を足元に向ける習慣を身につけようとしていると、こういう昆虫が自然と飛び込んで来るようになります。なかなか元気な昆虫です。
赤茶色の,体長5mmほどのカメムシがタンポポの花でじっとしていました。翅が小さいので,幼虫かもしれません。名前はまったくわかりません。
花の汁を吸っていたようで,からだには花粉が付いています。
もっと近づいて撮ると,花粉の付いている様子がよくわかります。
このカメムシには,タンポポの花がずいぶん大きく見えているでしょう。花の黄色が目印になっているにちがいありません。
タンポポの花に,ごく小さな昆虫が頭を突っ込んでいるようなので確かめると,あのツマグロキンバエでした。寒さには滅法強く,なんと力強い昆虫なのでしょう。
カメラをうんと近づけ,それでいて気づかれないようにして撮りました。
からだには花粉が付着。
タンポポが一年中咲くのと,冬も活動する頼もしい昆虫が存在することとはうまくかみ合っているわけです。お互いさまというところでしょうか。
明日の七草粥を控えて,七草を摘みに出かけました。行先は例年どおり,我が家の畑,黒大豆を収穫した後の乾田及び切り株の残る水田。ここで探すのはセリ,ナズナ,ハハコグサ,コオニタビラコ。
切り株の間にセリが繁茂しています。
それこそあちこちに。
ナズナは花と実を付けて,生き生き。
ハハコグサは地表に張り付いています。色っぽい葉は一目で区別がつきます。
まだまだひ弱い感じ。
コオニタビラコはロゼット状に葉を広げています。これが❝仏の座❞ です。
それぞれが生えている環境がお伝えできたかと思います。
そうそう,毎年画像をアップしている市販の七草セットの話。新聞広告を見ると,「愛媛県産 1パック 398円」とありました。どのくらい売れるのでしょう。それはさておき,自分で摘んでこそ,ほんまもんの季節感が味わえる気持ちがするのですが。
1月5日(日)。午前中,年に一度のカラスガイ採取に出かけました。ミュージアムの水槽に入れるために,です。例年今の時期は川の水は流されていて,簡単に採取できます。今年もたくさん採れました。
アオサギやコサギの犠牲になった貝殻がいっぱいありました。
シジミも食べられています。ほとんどが殻。写真上部の泥部分に足跡が写っています。
生きている貝を水面から出すと,足を殻の中に入れます。
20個ほど採取しました。
午後は,名画座上映の実行委員をしている関係もあり,鑑賞に。映画は211分の超大作『風と共に去りぬ』。1939年公開。上映時間は休憩を入れて12時30分~16時16分。青春時代に観た記憶がよみがえり,懐かしさと感動で胸がでいっぱいになりました。大きなスクリーンで観る映画はいいものです。
ウォーキングで普段は通らない道を歩いていて,見かけたのがこのガガイモの実。これまでにもここで撮影して,本ブログでもご紹介したことがあります。ここは村の中の山際。
ときは午後遅く。日は山の向こうに沈んで辺りは暗くなり始め。遠景を見ると,まだ明るい様子。実がはちきれて,綿毛があふれ出し,風にゆらゆら。
別の実を見ると,種子がいくつもぶら下がって遠くに飛んで行く態勢が整っています。この時間帯は風がほとんど吹いていませんでしたが,わずかな風でも綿毛が揺れていました。それをなんとか撮りたくて努力。白い綿毛をシャープに撮るのはむずかしい! なにしろ白っぽい背景に白い被写体,さらに微妙に動くものですから。
そんなわけで,翌日撮り直しに出かけました。晴れて日が当たっている綿毛は,いかにも乾いて今にも飛び立ちそう。
昼間は風が吹くので,シャッターチャンスが巡って来るのをじっと待たなくてはなりません。シャープに撮りたくて,この日は結局フラッシュ撮影で対応しました。
納得のゆく画像が得られるまでこだわるのはよくあること。 今回,二回目でなんとか撮れました。
農道に咲くカンサイタンポポ。冬咲くセイヨウタンポポと比べると,数は至ってわずか。なにしろ,他家受粉で結実するだけなので冬は実を結ぶのが稀ですから。でもときには,昆虫が訪れます。これに期待して開花しているのでしょうか。植物の生態は多様なので,わたしたちの想像を遥かに超える事象が生まれてもふしぎではありません。
セイヨウタンポポに追いやられているというほどでもなく,かなりしっかりと縄張りを守っています。
在来種だってまだまだ負けてはいません。