ヒデびたきの野鳥紀行 〜野鳥を求めて北海道から沖縄まで〜

鳥名「森の下のヒデびたき」が野鳥を求めて近隣から、遠方まで出掛けて収めた写真をおよそ3日に1度のペースで掲載します。

コオバシギ ソリハシシギ チュウシャクシギ オオソリハシシギ ミユビシギ オバシギ等 千葉県船橋市三番瀬

2019-08-31 | 関東地方
コオバシギ 船橋三番瀬にて

8月31日船橋市ふなばし海浜公園: シギチの渡りのこの季節、まだまだ暑い中、船橋の三番瀬に行ってきました。特に珍鳥はいませんでしたが、目玉はコオバシギ、夏羽の残る1羽が居ました。他は、順当なメンバーでした。三番瀬には、首都高を走るのが嫌で電車とバスで行っていたのですが、昨年より外環道が繋がって、車で行きやすくなりました。お昼頃干潮になるこの日、8時頃には着こうと出かけたところ、渋滞にはまってしまい、着いたのは9時過ぎでした。さすがに大潮のせいか、かなり潮は引いていました。見るといつものように西側の方に鳥たちは、たくさんいるようですが、順光になるよう少し東側から歩き始めました。
先ずは、オオソリハシシギ。春に比べて数は少ないと言われていますが、夏羽の残った個体など結構います。
段々と干潟の西側に近づき、ミヤコドリも遠くに見えます。オオソリハシシギとオバシギが飛んで行く先にミヤコドリが見えますが、そちらに向かい、さあ写真を撮ろうとすると、どこにもいません。あれっ!と思っても後の祭り。既に何処かに飛んでしまったようです。ちょっとの遅れが命取り、ミヤコドリは、早めに行くに限ります。
オオソリハシシギ とオバシギのランデブー飛行。飛翔写真を撮るのは楽しいです。
近くを横切って行くのはソリハシシギです。
ミユビシギは夏羽から冬羽へ換羽しているのや、幼鳥などバラエティに富んでます。羽を広げたので、一枚。
ゴカイを捕まえたダイゼンがいました。まだ夏羽が結構残っています。
やっぱりカワイイ!!ミユビシギ 。特に集団でちょこまかと同じ方向に走っているのがいいですね。
渚側でキラキラになるように、逆光気味で撮って見ました。波穏やかで、曇っているせいか、あんまりキラキラになりませんでしたが…。
そして今日お目当のコオバシギ。赤茶色の夏羽がまだ少し残っています。春の夏羽を見たのはもう7、8年ぐらい前なので、本当に久しぶりです。
奥はオバシギです。コオバシギというようにちょっと小さいですね。
羽を広げたオオソリハシシギ ですが、話題になっている亜種コシジロオオソリハシシギ ではないようです。
同じように羽を広げたミユビシギですが、やっぱり小さい!風切羽が生え変わりつつあるようです。越冬するでしょうかね。
オバシギの10羽ほどの集団にコオバシギは紛れていました。貝を咥えたオバシギが手前にいますが、丸呑み。筋胃で潰すんでしょうが、すごいなといつも思います。
オバシギといるのですが、コオバシギはなんだか動きがおっとりした感じです。
場所を変えて、東側に移動。こちら側にはカメラマンが少ないですが、じっとしていると目の前にやってくることがあります。ミユビシギは警戒心が薄いようです。
少し羽を膨らませると、丸くなって余計にカワイイですね。
こちらはまだ夏羽が少し残っています。ということは、幼鳥ではないですね。
ダイゼンが水浴びしながら、羽を広げていました。風切羽の換羽が進んでいるようです。
曇りから日が差してくると色がよく出るようになりました。余計暑くてかないませんが。オオソリハシシギです。
ソリハシシギは警戒心が強いようで、なかなか近づけないのですが、じっとしていると近くに飛んでくることもあります。おかげでじっくり撮れました。
飛ぶのは達者ですが、歩くのも達者。結構なスピードで走り回ります。
少し首をひねって、なんのポーズでしょう。
少し反った嘴はどの獲物に適しているでしょうね。
チュウシャクシギが単独でいました。
貝の殻を咥えているようですが、何か食べ物あったのでしょうかね。
オオソリハシシギ と大体同じ大きさです。
最後はキアシシギ。2、3羽ポツンと佇んでいました。
まだまだ暑い中、長時間干潟にいるのは辛いですが、少し涼しくなって、役者が入れ替わった頃また行ってみようかなと思いいつつ鳥見は終了です。

次回は、栃木県小山市に現れた迷鳥コモンシギ、近隣でのシギたち、セッカなどをアップする予定です。