ヒデびたきの野鳥紀行 〜野鳥を求めて北海道から沖縄まで〜

鳥名「森の下のヒデびたき」が野鳥を求めて近隣から、遠方まで出掛けて収めた写真をおよそ3日に1度のペースで掲載します。

北海道野鳥紀行2021年5月 その4 天売島航路 アカエリヒレアシシギ ウトウ シロエリオオハム ヤマゲラ等

2021-07-03 | 北海道
アカエリヒレアシシギの群れ 天売島航路

5月18日留萌〜天売島航路:今日は天売島に渡りますが、出航は午前8時半、4時ごろに目は覚めますので、留萌市で何処か良いところはないかと地図を見ると山の近くに神居岩総合公園というのがあり、取り敢えず行ってみることにしました。到着すると駐車場の電柱のような物にニュウナイスズメがいました。構造物の隙間で営巣しているようです。
公園内を歩いているとヤマゲラの声がします。探すと八重桜の木の根本にヤマゲラ♀がいました。
芝生で餌がとりやすいのか、地面を歩き回ります。ヤマゲラはキツツキとはいっても地面での採餌が結構多いようですね。
こんな公園でもヤマゲラがいる、やっぱり北海道だなと感心しながら公園を後にして羽幌港に向かい、車を港に置いて8時半出航のフェリー オロロン2に乗り込みました。良い天気です。右舷に陣取って雪をかぶった利尻島を見ながら海鳥は出ないかと見ているとアビ類が時々飛んでいますが、遠い。でも利尻島をバックにすると良いかなと狙っていると何とかシロエリオオハムが飛んでくれました。
焼尻島が近づいて来ると海面を小さな鳥の群れが飛んでいるのが目に飛び込んで来ました。おおっ!と思って見るとやっぱり!アカエリヒレアシシギの大群でした。今度は大洗航路と違ってアカエリヒレアシシギばかり。こちらで出てくれて嬉しい限りです。
次々に現れて帯のように長く連なって飛んでいます。
船は焼尻港に立ち寄り天売島を目指しますが、焼尻港を出ても群れは海面に次々と姿を現します。
海面を赤く埋め尽くしているようです。
ほとんどが夏羽になっていますが、中に冬羽の白い個体もいます。
遠かったり、割と近かったり、群れの大きさは数百羽ぐらいのものから数千羽以上になる事もあります。ちょっとしたスペクタクルです。中には海面に浮かんでいる群れもありました。
利尻島がバックになるように狙いました。利尻島が入るような時は遠くの群れになるので、小さくなってしまいますが、何とか群れが見えるでしょうか
本当にすごい群れです。話には聞いていましたが、アカエリヒレアシシギの大群をこの目で見られるとは嬉しい限りです。
天売島が近づいても次から次に群れが出現しました。
港に入る頃にはさすがに見えなくなりましたが、ウトウが飛んで天売島への入港を歓迎してくれているかのようでした。
あっという間の1時間半でした。天売港では今日から2泊予定の民宿栄丸さんの出迎えを受けて宿に向かいました。宿泊客は他に1人だけだそうで、明日は私だけとの事。

次回は天売島での散策結果と栄丸さんの漁船クルーズの様子をアップする予定です。ご覧いただき有り難うございます。