ヒデびたきの野鳥紀行 〜野鳥を求めて北海道から沖縄まで〜

鳥名「森の下のヒデびたき」が野鳥を求めて近隣から、遠方まで出掛けて収めた写真をおよそ3日に1度のペースで掲載します。

小笠原紀行2021年6月 その1 小笠原航路 シロハラミズナギドリ アカアシカツオドリ カツオドリ クロアジサシ オナガミズナギドリ アナドリ等

2021-08-04 | 小笠原、三宅島、航路
シロハラミズナギドリ 6月10日小笠原航路

6月9日竹芝桟橋〜6月10日聟島列島近海〜小笠原父島:憧れのクロウミツバメに会いたくて、ワイバードの小笠原ツアーに参加して来ました。本ツアーには小型のチャーター船での海鳥観察があり、航路上では味わえない近距離での珍しい海鳥との出会いが期待できます。昨年8月に参加した父島母島ツアーで感激し、すっかりハマってしまいました。本ツアーでは、母島行きはありませんが、チャーター船での出航が2回もあり、期待しました。また、乗船前にPCR検査があり(当然陰性)ワクチン接種も終えているので安心安全です。その結果チャーター船で、ライファーである狙いのクロウミツバメに加えて、クビワオオシロハラミズナギドリ、セグロアジサシ、航路上でミナミオナガミズナギドリ、オーストンウミツバメにも出会えました。ライファー5種という大成果でした。
6月10日聟島列島の北沖〜父島:6月9日11時に竹芝桟橋を出港し、東京湾を抜けて伊豆諸島の八丈島を過ぎた辺りで日も暮れ観察は終了しますが、ウミネコ、オオミズナギドリ、ハシボソミズナギドリ等が出たくらいでこの季節の期待通り。翌10日日の出前に起き出し、ガイドの中村さん&ツアーの皆さんと観察開始。雲が厚く、日の出は望めませんでしたが、4時49分頃、中村さんの「シロハラ!」の声に双眼鏡を向けるとシロハラミズナギドリが近い!昨年出会っているものの証拠写真でしかなかったので、近くで見ると美しい!くっきりとした白黒の模様が綺麗です。いきなり嬉しい出会いでした。この時期なのかシロハラミズナギドリはよく出てくれて堪能しました。
続いてだいぶ明るくなった5時15分ごろアカアシカツオドリの成鳥白色型が出てくれました。昨年会っているものの褐色型でしたので、白色型は嬉しい初見です。
暫く並走したものの見えなくなりましたが、その10分後再び登場。見えない位置で並走していたのでしょうか。今度は名前の由来のアカアシ(赤足)がちゃんと見えます。
細く白い軌跡を描いてくれました💦。
この海域ではオオミズナギドリからオナガミズナギドリに交代しています。


船に驚いてトビウオが飛び出すので、狙っているのですが、中々写せません。長距離飛翔してくれる事があり何とか間に合いました。このトビウオの胸びれは青いですね。ヒレの色は透明だけでなく何種類かあるそうです。
このトビウオを狙って何羽ものカツオドリが船を追走します。
目元が青いのは♂です。
追走していたのか新しいアカアシカツオドリなのかわかりませんが、右がアカアシカツオドリ、左がカツオドリです。
父島が近づいて来て、クロアジサシも姿を見せてくれました。
今度はアカアシカツオドリの成鳥褐色型が登場。
カツオドリと並走。
アホウドリ類としてはクロアシアホウドリが時々出現します。
アナドリはよく出てくれるのですが、遠い、早い、で中々良い被写体になりません。何とか写せた2枚です。

こうして予定通り午前11時には小笠原父島二見港に着岸しました。

次回は着岸後の父島島内での亜種アカガシラカラスバト、翌6月11日のチャーター船での様子をアップする予定です。ご覧いただき有り難う御座います。