ひでんかの”雅でない”日々

庶民の"ひでんか"の日々はちっとも雅じゃないけれど、いろんな人達と楽しい毎日を過ごしています

外国為替豆知識

2004-12-27 18:43:44 | ひでんかの「ちょっとした事件」
041227コレ、なんだかお解りになりますでしょうか?
カナダのとある銀行の銀行為替です。
私も最初に見たときは、なんだか判りませんでした。

カナダのお姉さんに頼まれた品物を日本で購入した時の代金として、エアメールで送られてきました。
事前に「振り込み手数料が高いので、書留で送りました」とメールが来ていたので、日本の郵便為替のようなものだと思っていたら、いやはやトンでもないものでした。

一昨日届いたので、金融機関が営業日の今日、日本円に換えることにしました。
午前中に別の用事があって郵便局に行ったので、そこの窓口で聞いてみました。
「あのぉ~、海外から送られてきた為替なんですが、郵便局で換えられますか?」
すると窓口のお兄さんが、奥から資料を引っ張り出してきてくれました。
「この写真のような国際郵便為替でしたら郵便局で換金できますが、それ以外だとダメです。」
送られてきた物は、どうも資料の物とは違うようなので、これはやはり銀行でないとダメなようです。
家に帰ってから、私のメインバンクであるUFJ銀行に電話をしてみました。
コールセンターに繋がり、電話に出た女性に要件を伝えたら、
「少々お待ちください」の後
「担当の部署に回します」。
そこで電話に出た男性が言うには
「まず現物を見せて頂かないと...」
とのこと。
「銀行は○○○○です。」
(いくら英語が×でも、相手の銀行名は判別できました)
「そちらでしたら、大丈夫だと思います。ところでお客様は当行に口座をお持ちですか?」
「ハイ、△△支店ですが」
「それでしたら、そちらの支店に、それと通帳をお持ちになってください。
あと、手数料が2,600円かかりまして、そちらは口座から落とすか、現金で払っていただくことになります。」
「はぁ...」

手数料の額に、ちょっと驚いたので、ネットで他も調べてみました。
そうしたら、
こういった物を扱っているのは、都市銀行の一部に限られていること。
その銀行に口座を持っていないと扱ってくれないこと。
手数料は、銀行によってまちまちなこと。
等が判りました。
ちなみに、UFJは手数料が安い方だったので(これでも!)地元の支店に持っていきました。

支店で、どこの窓口なのかが判らなかったので「その他」というところの番号札を取りました。
さすがに年末最終週です。
窓口は5人待ちでしたが、ATMは長蛇の列。
ここで10分ほど待ちました。
やっと番号が呼ばれて窓口に行ったら、ここでも
「あ、これでしたら、こちらへ」
と隣へ移されて、また奥から別の男性が出てきました。
「これを日本円に換えたいのですが...」
「ええっと、これは海外旅行か何かで手に入れられたのですか?」
「いえ、海外の親戚から日本で購入した商品の代金として送られてきた物です。」
「ちょっとお待ちください。為替の方と確認を取りますから」
「さきほど電話で先方の銀行名も言って、確認は取ったのですが...」
「そうですか。でも念のためにもう一度確認しますので。」
そう言って、証書のコピーを取って、本店(?たぶん)にFaxしました。
「確認が取れましたらお呼びしますので、後ろでお待ちください。」
「はい」
・・・・・さあ、ここからが長かったです!
口座の新規開設も解約も、家のローンの申し込みの時も、こんなに待ったことはなかったです。
(たぶん、銀行でこんな待たされたのは生まれて初めてです。)
途中、係の人も気になったらしく
「ふだんは、もう少し早く返事が来るんですけど...」
と声をかけてくれました。
更に待って、やっと
お待たせしました
本店の方でも、あまり見かけない物だったらしくて、どうやって入手したかとか聞かれて、確認にも手間取ったようです。」
そこからやっと、必要書類に記入して、手数料を支払いました。(この領収書も欲しいと言ったら、「後ほど郵送で」と言われてしまいました。)
これで、やっと手続き終了です。
「だいたい1ヶ月くらい後に、こちらの口座に入金されると思います。」
そんなにかかるんですか?
思わず口から出てしまいました。
「早ければ1週間くらいですが、年末年始が入ってしまいますので」
「はぁ.....」

ここで、銀行の人から聞いた話をまとめると、
どうやらこれは「銀行為替」と書いてあっても(コレはちゃんと漢字で書いてありました)、実質は「小切手」のようなものなので、この証書を一度、振り出し元の銀行に送って、決済した時点で入金されてくるもの
らしいです。
(な~んだ、せっかくカナダからエアメールで来たのに、またカナダまで送り返されるのね。)

そんな説明を聞いて、
再度カナダへ渡る郵便代や、私一人を相手にした時間や、本店とやりとりしたコピー・FAX・電話代などなどを考えたら、あの手数料の額は仕方ないかと納得しつつも、明日の講習会の準備がまだ終わっていない今日、銀行で過ごした時間(1時間強!)は、なんとも.....。

今回の件で、ちょこっと「外国為替の豆知識」(豆は豆でも"小豆"くらい?)を勉強したカンジですが、
外国為替や外国とのお金のやりとりについて、もっと勉強しなくっちゃ!!

コメント
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