ひでんかの”雅でない”日々

庶民の"ひでんか"の日々はちっとも雅じゃないけれど、いろんな人達と楽しい毎日を過ごしています

杏の園のアンズ

2005-06-23 23:35:32 | ひでんかの「日々の徒然」
今日は、午前中が講習会、その後、浅草橋まで仕入れに行き、帰りはお師匠様のお見舞いで、ワコちゃんと二人、都内を走り回りました。(久々に「上野」「秋葉原」「新宿」...山手通り、明治通り、環七...都心のドライブで、疲れました~)

さて、お見舞いの先は、いつものK大学病院。
先月末に手術を受けられた先生も、順調に回復されて、病院の中では、すっかり元の調子を取り戻されていました。
ちょうど、お稽古の先輩方と一緒になって、また話が弾んでいたのですが、話の途中でお一人の方が
「先生、この前、来た時ね...」と、突然足を上げて、何かを蹴る様子。
いったい何でしょう...?
実は、前回お見舞いに来たときに、その方達は病院の庭に落ちていたアンズの実を山ほど拾って帰られたそうです。
その話を聞いた先生。
「あら、もっと落ちてるところ、知ってる?今から拾いに行こうか...?」
「拾いに行こうか。って、先生。出られないでしょう...」
と先輩方が仰いました。
「そんなこと無いわよぉ...実はね.....」
なんでも、何日か前の検査の時に、検査室から病院の庭を見ていたら、外の空気が気持ちよさそうだったので、ふと外に出てしまったそうです。
「そうしたらね、美味しそうなアンズがいっぱい落ちてるじゃない...」
で、持っていた貴重品用の手提げ袋の中に、何かのためのビニール袋が入っていて、そのままアンズ拾いに夢中になってしまったのだとか。
「それでも、あんまりいっぱい拾っちゃったら、お部屋に帰るときに看護婦さんに見つかっちゃうでしょ。
だから、手提げ袋で隠して、カーディガンの下に入れて持ってきたのだけど、看護婦さんに見つかっちゃって...」
「叱られちゃいました?」
「「あ、ソレ、アンズですか?」って聞かれたから、「歩いていたら落ちててね~」って言ったら
食べないで下さいね!」って言うのよ。だから「食べませんよ!」って答えて...」
「それ、どうしたんですか?」
「冷蔵庫に入れておいて、ちょうどお見舞いに来た人にあげたら「もっと拾う」って言うから、場所を案内してね...」
「また拾っちゃったんですか!?」
「私は、ちょっとだけよぉ~~。
こんなこと家族に知られたら怒られちゃうから(当然です!)絶対にナイショよ!!
特に、あなた(私のことです)。書いたりしちゃダメよ!!

「書いちゃダメ」って、お話ししてくださったということは、「書いてね」ってことではないかと.....。
(ご心配なく!ご家族の方、この日記、お読みになりませんから大丈夫です!)
やはり、私のお師匠様デス。
「転んでもタダでは起きない」
を身をもって(?)教えて下さいます。


さて、先生の病室を後にして...。
「ひでんかさんも行く?アンズ拾い」
とお誘いを頂きましたので、ビニール袋片手に付いていきました。
「この前は、もっとたくさんあったのにね。今日はダメだわ...」
と、残念そうでしたが、3人でアンズ拾いをして、最後は私が頂いてきました。
アンズジャムの作り方も教えて頂いたので、これからガンバリます!!

それにしても、この大学は、1本のアンズの樹を植えたことから始まったそうな。
(って、イニシャルにしてもバレバレです。)
構内にはあちこちにアンズの樹が植えられています。
アンズの林でアンズ拾い。
「間違いなし!」
ホンモノの中のホンモノみたい?

コメント
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