お正月といえば富士山?
例によって唐突に、
「ダイヤモンド富士」
の写真を撮りに行こうということになりました。
富士山の山頂に日が沈む瞬間、
「ダイヤモンドのような輝き」をすることから、こう呼ばれているそうですが、
いつでも見える訳ではなく(地球は公転していますので...小学校の理科を思い出しましょう!)1年の間の限られた期間だけになります。
季節的には、日が短い冬の間が良いようです。
調べてみると、ちょうど今日は、以前、冬の富士山を撮った
「山中湖 花の都公園」あたりがポイントだそうです。
と、いうことで、行ってみることにしました。
「日の出の赤富士」
狙いでは無いので、朝はちょっとユックリです。
それでも午前中に富士吉田に着いて、早速撮ったのが ↑ の写真。
雪のカンジもちょうどよく、富士山らしい富士山です。
ただ、山頂付近はかなり風が強いらしく、
デジタル・ズームで撮してみたのが →
白くモヤモヤしているのは雲ではなくて、雪煙のようです。
噴火のように、ずっとモクモクし続けていて、山頂に降った雪が全部吹き飛ばされてしまうのではないかと思えるほどでした。
さて、お昼に富士吉田にいるということは、昼食はモチロン
「吉田のうどん」です。
今日は「ほり端」さんというお店。
(でんか、天かす掛けすぎデス)
「肉うどん」(左)と「冷やしうどん」(右)
です。
おつゆはあっさり系ですが、麺は吉田うどんらしく、しっかりとした腰のあるおうどんでした。
こちらのポイントは「薬味」
吉田のうどんにはつき物の「唐辛子系の練り薬味」、こちらのお店の薬味には「山椒」が入っているそうで、今まで食べた吉田の薬味の中でも一番辛いような気がしました。
お昼を食べてから、山中湖へ向かいました。
山中湖を一回りして、パノラマ台にも上ってみましたが、この時点で富士山は雲の中。
西の方から次々雲が湧いてくるし、「ダイヤモンド富士」はダメかと思ったのですが、とりあえずは「花の都公園」へ。
日没までの間、こちらの温室で花の写真でも撮って時間をつぶす予定でした。
ところが、冬季入場無料になったのは嬉しかったモノの、中はかなり寂しくなってしまいました。
(しかも温室なのに寒い!)
これも、経費削減なのでしょうね。冬の間は、あまり暖房しなくても良いような丈夫な花だけにしたようです。
それでも、温室内のテラスは日当たり良くてポカポカでしたので、ここでしばしのお昼寝。
(!?!どこでも寝られるって良いデス)
予定時刻は午後3時40分頃。
ウォーキングがてら、撮影ポイントを探しに早めに温室を出ました。
花の都公園の周囲には、既に車が集まっていて、それぞれ自分の撮影ポイントを決めて三脚が並んでいます。
私たちは「なんちゃってカメラマン」なので、もちろん三脚も持たずフラフラ歩き回りながら時を待ちます。
(気温は低いのですけれど、風がそんなに強く無く日差しもあるので、外に立っていても”この時点では”まだ耐えられないことはありません)
富士山にかかっていた雲もいつしか取れて、いよいよ”日没”です。
一応、ダイヤモンド富士?
「ダイヤモンド富士」
には、ちゃんとした定義があって、富士山の頂上の真ん中に沈まないといけないそうです。
私たちが居たポイントから見ると「頂上の右より」部分に太陽が沈みましたので、厳密には「ダイヤモンド富士」では無いことになりますが、
「なんちゃって富士山カメラマン」なので、その辺りはご容赦ください。
私が普段使っているカメラだと ← 程度なのですけれど、本日でんかがご使用の一眼レフ(EOS KISS)の写真から1枚。
悔しいけれど、これなら立派な
「ダイヤモンド富士」
だと胸を張れそうです。
待ち時間は長くとも、感動はほんのひととき。
(そういうものです?)
太陽の最後の光が富士山の頂上に消えた瞬間、見渡すと、あんなに集まっていたカメラマンの姿は早くも半分になっていました。
(皆さん、撤収、早すぎ?!)
と思っていたら、理由はすぐに判明。
辺りが薄暗くなったかと思うと、いきなり気温がガクンと下がったカンジです。
ワゴちゃんから、かなり離れた場所まで来てしまったので、たどり着くまでに凍死するのでは無いかと思ったほどでした。
(そういった意味でも、皆さん”プロ”ですね)
ワゴちゃんに戻り、そのまま「紅富士の湯」へ直行。
芯まで冷え切った体を温めて家路につきました。