事務所でお仕事をしていたら、珍しくお客様がありました。
(きちんとした身なりの”おじさま”お二人)
一応、コーヒー(インスタントですけど)とお茶菓子を出して、私は席で自分の仕事を続けました。
ただ、狭いオフィスですので、衝立の向こう側の会話はイヤでも耳に入ります。
お仕事の話の内容はさておいて、このお客様方の態度というか、話し方というかが妙に.....。
1時間弱居て帰られましたが、送り出した後の社長の開口一番。
「ヤな感じ!」
「いかにも”銀行員でした”ってカンジでしたね」
「思った?」
「バリバリに」
「なーーーーー」
一人は10年ほど前に”無くなった”大銀行に居て、「大手向けの融資担当でした」という方。
もう一人は元・一流商社マンだそうです。
「なんで、ああやってエラそうに話しするんだ?」
「銀行に入ってああなるのか、ああいう人が銀行に入るのか、どっちでしょうね?」
「自分の自慢ばっかで、人の話は聞かないし。
だいたい、あんな人を見下した態度で、この業界で仕事出来ると思ってんのかね?」
「ああいう人ばっかりだったから、○銀は潰れちゃったんでしょうね」
「おぉ、それ、さっき言ってやればヨカッタのに」
「いえいえ、さすがにそんなことは...」
午後のひととき、とある小さな会社の、社長と事務員の会話。
(それにしても、テレビドラマの脚本に書かれたようなキャラクターで、
実社会にこういう人が本当に居るのだということに新鮮な驚きを感じたのでした~)