ひでんかの”雅でない”日々

庶民の"ひでんか"の日々はちっとも雅じゃないけれど、いろんな人達と楽しい毎日を過ごしています

長谷川式検査

2012-06-08 22:43:00 | ひでんかの「日々の徒然」

今日は、でんかの母上さまの「病院めぐり」におつきあいしました。
(1日かけて、2病院3診療科を回ります)

最近、ちょっと「記憶があやしくなってきた感」がある母上さま。(お歳を考えれば当たり前なのですけれど)
最近、良いお薬が出来てきたので、早めに診断してもらって対処できれば、と考え、「認知症」の検査もしてもらうことにしました。

まずは、先生の問診から。
名前や年齢等、基本的な事柄を質問されます。

ここまでで特に問題は無く、ただ
「今の総理大臣の名前はわかりますか?」
と聞かれたときに
「さあ」
「興味が無いことは覚えてないのね?」
「はい」
(母上さま、世の中の出来事には関心無い?)

続けて、昔のことを聞かれました。
「終戦の時は、どこに居ましたか?」
「板橋(母上さまのご実家)です」
「終戦記念日はわかりますか?」
「昭和20年8月15日です」
「じゃあ、開戦は?」
「大東亜戦争?」
「そうです。その日にち、覚えて居ませんか?」
「はい」
「では、あなたは?」
と、突然ホコ先が私に?!?
「え?分かりません」
(とっさに「昭和16年」までは頭に浮かんだのですが、日にちまでは?。
答えた後で「12月8日」が出てきました。)
「きゃあ、私って認知症?!?」
と思ったら
「この質問、あなた(母上さま)くらいの年齢の人は、学校で教え込まれているはずなので、診断の際の質問に使うことになっているのですが、若い人は無理なので、最近は使えないんですよね~~」
(なんだ、ひと安心!?!)
「平成16年12月8日です」
「?」
すかさず、横に居た看護師さんが
「昭和16年」と言い直していました。
(先生も大丈夫?!?)

「まあ、慌てることは無いので、今日、ちょっとした検査をして、間を置いて、また同じ検査と、一応、頭のMRIも撮ってみましょうね」
「ハイ」

この後、「長谷川式」という検査を受けた母上さま。
「ご家族の方もお隣にいらしていただいて結構です」
と言われたので、一緒に検査を受けた(?)私。
その中で、3つの言葉(サクラ、ネコ、電車)を覚えて、簡単な計算をしてから、その3つを思い出す、というものがありました。
「サクラ、ネコ」まで出た母上さま、電車で詰まってしまいました。
看護師さんが
「乗り物です」
というヒントで
「電車」
と答えられた母上さま。

実は、私。
ヒントを聞いても「電車」が出てきませんでした~~~。
(ちなみに、家に帰って、家族に話すとき、今度は「ネコ」が出てきませんでした)

これは、もしや、人の心配をしているどころでは無いかもしれません?!?

コメント
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