いろいろなことが頭の中を巡り、寝たのか寝ないのか、ハッキリしないままに朝を迎えました。
昨年の秋、とても難しい場所にガンができたと、ご本人から話を聞きました。
(今、抗がん剤の治療中だと)
その後も、時々メールでやりとりして、今年に入り
「来週入院します。今回はちょっと長そうで、退院は桜の開花の頃かも」
と。
4月になり、
「今年は桜が早くて、もう散ってしまいましたが、いかがですか?」
とメールを送ると
「3月末に退院して、元実家でノンビリさせてもらっています」
と、返信がありました。
そのときに
「もう入院はしないと思います」
と書かれてあったので、すっかり良い方向に進んでいると思い込んでしまった私。
この状況ですので、
「祝退院」とメモを付けて、パン(パン好きな方でしたので)をドアノブにかけておきました。
そのあとも「体調はいかがですか?」と送ったメールに返信はありませんでしたが、ゆっくり・ノンビリ、リハビリをしているのだとばかり思っていました。
それが昨日のお知らせで、「もう入院はしない」が、良い方向では無かったのだと知り、
退院祝いとか、自分は、なんて酷なことをしたのだと...。
いただいたメールの内容は、いつも通りでしたので、お知らせをくれたお友だちに話すと
「心配かけたくなかったのよ」
と言われましたが、いくら悔やんでも悔やみきれません。
昨年初めに病気がわかり、同様の治療で日常生活に戻った妹のことが頭にあったので、
「今どき、ガンは共存していけるモノ」
という思いがあったことも事実です。
お友だちとお線香をあげさせていただきました。
いつも通りの笑顔の写真と、白い箱。
まだ信じられない現実が、そこにありました。
白、ブルーのお花が好きな方でしたが、ブルーが無くて紫でゴメンナサイ。