今回の不祥事の最後の”オツトメ”(?)に行ってきました。
交通違反をした場合、運転者に課せられた責任が3つあります。
1.普通の”事件”と同様に検察官が起訴して、裁判で判決を受ける”
刑事処分”。
ただ、交通違反者は膨大な数で、それに対応する検察官・裁判官の数が圧倒的に少ないので(たぶん、そんな理由では...?)、事情聴取を行った際に
「略式裁判で判決を受けて、罰金を払ってサッサと終わりにしませんか?」と聞き、本人が同意すると
先だっての私のようになります。
2.交通規則に違反したのだから、罰として運転免許を取り上げます。という
行政処分。
(差詰め、三件分立でいうところの1.が司法、2.が行政になるのでは無いかと.....?)
そのほかに、もし、事故を起こして物や人に損害を与えた場合は
民事責任も負うことになりますが、幸いなことに今回はソレには縁がありませんでした。
なにしろ”
初心者”(?)なので、先日裁判所に行った際に
「なんで行政処分も同じ日じゃないの?」と思ったのですが、それはどうやら
管轄官庁が違うためということのようです。
先週末に処分の通知が届きました。
出頭場所を見たら
「
埼玉県安全運転学校」
.....へ~え、そんなところがあったの?
所在地は
さいたま市北区植竹町で、最寄り駅は
とろ.....って、どこ?????
漢字で書くと「土呂」。
「とろ」と言えば、遺跡で有名な「登呂」しか知りませんでした。
調べてみたら、JR宇都宮線で大宮の次が土呂でした。
埼玉在住ウン十年、埼玉にも「とろ」があったと初めて知りました!!
(ちなみに、登呂とは何の関係も無いようです)
ルートを調べてみると、我が家からは
西武線→武蔵野線→埼京線→宇都宮線
で、行くのが最短のようです。
そして、またまた、最寄り駅からの
徒歩15分。
大宮からバスもあるようでしたが、そちらを使ってもバス停からは
徒歩10分。
どうして埼玉県の公共施設は、みんな、こんなところにあるのでしょうか...?
「違反をしたのだから仕方がない」と言われるかもしれませんが、こういったことばかりでなく
昨年「プログラミング講習」を受けた会場も、バス停から「徒歩20分」というところでした。
(若返った知事さん、なんとかしていただけませんか?)
かくして、今朝も
早朝出勤となりました。
かなり、朝はガンバッテ家を出て、新秋津で「なんとかライナー」という「大宮行き」の直通電車にも乗れたにもかかわらず、
現地に着いたら受付開始時刻を過ぎていました。
まず最初に受付で書類を提出して、免許証を預けます。
(これで文字通り「免停」)
ここで「講習を受けますか?」と聞かれ、「ハイ」と答えると、書類を渡され次の場所を指示されます。
(「いいえ」と答えると、処分通りの「免停○十日」になるそうですが、講習を受けていないと、いくら停止期間中おとなしく過ごしたとしても(?)、その後の警察の扱いが違うそうです。...情報提供by K家の家長様。なので「講習は、すすんで受けましょう!!」だ、そうです。)
受付の後、講習費用としての収入印紙を買って、受講番号とテキストを貰い、教室の案内を受けます。
それらが、ちゃんとルートになっていて、講習教室へ行く前に「お昼のお弁当の申し込み場所」まで組まれているのには、ちょっと感動しました。(「お弁当」の費用対効果にはガッカリしましたけれど...)
今日の教室は4階で、階段を利用したのですが、その一段一段の
高いこと!!
またまた教訓。
「
免停講習を受ける埼玉県民は、足腰丈夫で心臓呼吸器系に問題がない人でなければならない!!」
(ホント!!)
講習は、
午前 → 適性検査(心理面?)・講義・適性検査(身体面)
午後 → 講義・修了試験・シュミレーター
の6時間コースでした。
適性検査で個人的にはギョっとする結果も出たりしましたが(講師の人に「年齢と性別から見ると、これはたいへん優秀です」と言われましたが、ソレってかなり年齢が加味されているようで、個人的にはヘコミました。)、
全体的には特に問題は無かったようで、
「優」の評価を貰い、帰りには免許を返して貰うことができました。
(結果的に実質免停は、朝9時から夜中の12時までの15時間)
行く前に「講義の途中で寝ちゃったらどうしよう...」などと心配していましたが
講師(byおまわりさんOB?)は話が上手だし、改めて交通法規を見直したり、
自分の運転適正を知ることもできて、とても楽しく、有意義な一日でした。
そういえば、お昼にウン年振りに缶コーヒーを飲みました。
(ふだんは、缶コーヒーは全く飲みません。お昼にたまたま売店で目に付いたのですが、
飲んでみてやっぱり、インスタントでもいいので、カップに入れたコーヒーの方が美味しい!!)
皆さん!安全運転に心がけましょう!!