いつの世もジェネレーションギャップはあるものです。
時代が変われば、思想感、文化、価値観にも変化が生じるのは
仕方が無いです。それが進化なのか衰退なのかは分かりませんが。
今の10代は、自由を重んじた家庭環境に育ったと思いますので、
90年代の「マニュアル化人間」「自己主張出来ない人間」を反面教師
に、放任教育、個性、主体性、合理主義でアンチ平凡な異端児が
育ちました。
長引く経済不況により、未来や、夢を持ちにくく、中流階級が崩壊し
一部の上流階級と大衆の下流階級という歪な世の姿に成りました。
昨今のニュースや10代と触れて思うのは、若干、冷めた印象を受けます。
大人の常套句のように、戦時中の日本や、他国の貧困と比較するのはナンセンス
ですが、大不況と言いながらも餓死するような状況では無く、レジャーや
お洒落や、嗜好や、娯楽を抑える程度です。
だから、なんだ、かんだ言っても、日本に生まれた事は恵まれていると言えます。
でも、高度経済成長~バブルまで贅沢癖がついた日本人気質は、抜けきれず、
身の丈に合わない生活を望み、周囲と自分を比較し、果てない欲を満たしてい
たらパンクするのも当たり前です。
当初は自由を追い求める若者により普及し、今や日本経済で欠かせぬ雇用形態
である非正規雇用、契約社員、フリーターは、戦後復興、発展途上、高度経済成長
と家庭や自分のプライベートを省みず、我武者羅に働く企業戦士へのアンチテイゼ
で、働くだけが人生じゃ無いという考えから、仕事外、休日に重きを置く
ライフスタイルが生み出しました。
非正規雇用は、企業側も、コストカット、利便性からメリットが大きく、企業の
幹部候補者以外は、非正規雇用で人手を補充しました。
年功序列、終身雇用の崩壊です。
学校教育でも、詰め込み教育は良くないと、主体性、自立、個性を重視した、
ゆとり教育が導入され、学力格差は大きく広がりました。少子化により、1人の
子供にかける習い事、塾、家庭教師、テキストなど教育費は上がり、それらに
行く子供、放任主義な家庭で遊ばせるだけの子供では学力、スキルに格差が
生じました。
子供時代に、同級生と勝ち負けを競わせるライバル関係を築かせると、仲間意識
は芽生えず、敵対関係が肥大した醜い優越感と劣等感が渦巻く学生生活に成り
ます。
一人は皆のために、皆は一人の為に、と、互いに支えあい成り立っている人間関係
を理解し、協調性を重んじるベースが無くして、過度なライバル心を煽るのは
不信感や、足の引っ張り合いや、独善的に自己を正当化したり、私利私欲に成り
がちです。
そういった、競争心理に晒され続けた若者が、ふいに孤独感や虚しさを感じ、
心の空洞で根無し草のような脱力系に陥るのでしょう。そして、ネットが唯一の
心のよりどころに成り、自分のわがままが通用するネットで、オレ様主義に
成り暴徒化するのでしょう。
不安な人々の増加により、パワースポット、スピリチュアル、占い、
自己啓発、自分探し、カルト教団、臨床心理士など、ビジネスチャンスと
思っている人も多く、最近は、愚痴を一方的に言い、知らない人が相槌だけ
を打ってくれるテレフォンサービスが大人気みたいです。
不安な世界を無目的に漂う人々は、被害者意識が強く、自分の現状を、親、
学校、社会、不況など外部的要因の被害者だと捉えていると思いますが、
自分の居場所なんて周囲が御膳立てしてくれるものじゃないです。
世の中は理不尽です。世の中、自分の都合に合うようには出来ていません。
合わない環境で、努力をし、日々の当たり前の事に精一杯になることで
必ず、自分の居場所が見つかるはずです。
人間関係が合わず、学校を辞めたり、職場を辞めたりする人が多いですが、
現状から逃げて、転校、転職しても、状況は同じはずです。理不尽な事の無い
世界なんて寓話みたいなメルヘン話で、現実には何処にだって理不尽は付き
まといます。
だから、若いうちから、理不尽さへの免疫が無いと、無菌状態から社会に出た
ら一発で即死です。登山も低い山からチャレンジし、ヨットも波風無い時から
始めるように、小さな不自由さ、我慢を積み重ねて、理不尽さの訓練を積み、
理不尽嵐の社会に出れます。若いうちは何度も何度もプライドをズタズタに
切り裂かれるような思いをし、強固でタフな精神力を身につけなければ
社会に飲み込まれます。
子供時代の理不尽さの最たるものとし、大人と子供です。人間の質や、立派な
大人かは関係なく、自分たちより上の存在とし、大人を敬う、この主従関係が
崩壊し、大人側が子供側に歩み寄った、過保護的な叱らない教育が普及した
から、未熟で理屈ばかり並べ、大人に対等さを要求し、優劣をつけたがるような
オレ様子供がまかり通る世の中だから、社会に出て自分の根拠の無い自信のメッキが
はがれ、一気に、鎮火し、ニート、引きこもり、社会不適合、うつ病、自殺とか
自らの劣等感と、日常の虚しさへの歯止めがきかなくなるのでしょう。
時代が変われば、思想感、文化、価値観にも変化が生じるのは
仕方が無いです。それが進化なのか衰退なのかは分かりませんが。
今の10代は、自由を重んじた家庭環境に育ったと思いますので、
90年代の「マニュアル化人間」「自己主張出来ない人間」を反面教師
に、放任教育、個性、主体性、合理主義でアンチ平凡な異端児が
育ちました。
長引く経済不況により、未来や、夢を持ちにくく、中流階級が崩壊し
一部の上流階級と大衆の下流階級という歪な世の姿に成りました。
昨今のニュースや10代と触れて思うのは、若干、冷めた印象を受けます。
大人の常套句のように、戦時中の日本や、他国の貧困と比較するのはナンセンス
ですが、大不況と言いながらも餓死するような状況では無く、レジャーや
お洒落や、嗜好や、娯楽を抑える程度です。
だから、なんだ、かんだ言っても、日本に生まれた事は恵まれていると言えます。
でも、高度経済成長~バブルまで贅沢癖がついた日本人気質は、抜けきれず、
身の丈に合わない生活を望み、周囲と自分を比較し、果てない欲を満たしてい
たらパンクするのも当たり前です。
当初は自由を追い求める若者により普及し、今や日本経済で欠かせぬ雇用形態
である非正規雇用、契約社員、フリーターは、戦後復興、発展途上、高度経済成長
と家庭や自分のプライベートを省みず、我武者羅に働く企業戦士へのアンチテイゼ
で、働くだけが人生じゃ無いという考えから、仕事外、休日に重きを置く
ライフスタイルが生み出しました。
非正規雇用は、企業側も、コストカット、利便性からメリットが大きく、企業の
幹部候補者以外は、非正規雇用で人手を補充しました。
年功序列、終身雇用の崩壊です。
学校教育でも、詰め込み教育は良くないと、主体性、自立、個性を重視した、
ゆとり教育が導入され、学力格差は大きく広がりました。少子化により、1人の
子供にかける習い事、塾、家庭教師、テキストなど教育費は上がり、それらに
行く子供、放任主義な家庭で遊ばせるだけの子供では学力、スキルに格差が
生じました。
子供時代に、同級生と勝ち負けを競わせるライバル関係を築かせると、仲間意識
は芽生えず、敵対関係が肥大した醜い優越感と劣等感が渦巻く学生生活に成り
ます。
一人は皆のために、皆は一人の為に、と、互いに支えあい成り立っている人間関係
を理解し、協調性を重んじるベースが無くして、過度なライバル心を煽るのは
不信感や、足の引っ張り合いや、独善的に自己を正当化したり、私利私欲に成り
がちです。
そういった、競争心理に晒され続けた若者が、ふいに孤独感や虚しさを感じ、
心の空洞で根無し草のような脱力系に陥るのでしょう。そして、ネットが唯一の
心のよりどころに成り、自分のわがままが通用するネットで、オレ様主義に
成り暴徒化するのでしょう。
不安な人々の増加により、パワースポット、スピリチュアル、占い、
自己啓発、自分探し、カルト教団、臨床心理士など、ビジネスチャンスと
思っている人も多く、最近は、愚痴を一方的に言い、知らない人が相槌だけ
を打ってくれるテレフォンサービスが大人気みたいです。
不安な世界を無目的に漂う人々は、被害者意識が強く、自分の現状を、親、
学校、社会、不況など外部的要因の被害者だと捉えていると思いますが、
自分の居場所なんて周囲が御膳立てしてくれるものじゃないです。
世の中は理不尽です。世の中、自分の都合に合うようには出来ていません。
合わない環境で、努力をし、日々の当たり前の事に精一杯になることで
必ず、自分の居場所が見つかるはずです。
人間関係が合わず、学校を辞めたり、職場を辞めたりする人が多いですが、
現状から逃げて、転校、転職しても、状況は同じはずです。理不尽な事の無い
世界なんて寓話みたいなメルヘン話で、現実には何処にだって理不尽は付き
まといます。
だから、若いうちから、理不尽さへの免疫が無いと、無菌状態から社会に出た
ら一発で即死です。登山も低い山からチャレンジし、ヨットも波風無い時から
始めるように、小さな不自由さ、我慢を積み重ねて、理不尽さの訓練を積み、
理不尽嵐の社会に出れます。若いうちは何度も何度もプライドをズタズタに
切り裂かれるような思いをし、強固でタフな精神力を身につけなければ
社会に飲み込まれます。
子供時代の理不尽さの最たるものとし、大人と子供です。人間の質や、立派な
大人かは関係なく、自分たちより上の存在とし、大人を敬う、この主従関係が
崩壊し、大人側が子供側に歩み寄った、過保護的な叱らない教育が普及した
から、未熟で理屈ばかり並べ、大人に対等さを要求し、優劣をつけたがるような
オレ様子供がまかり通る世の中だから、社会に出て自分の根拠の無い自信のメッキが
はがれ、一気に、鎮火し、ニート、引きこもり、社会不適合、うつ病、自殺とか
自らの劣等感と、日常の虚しさへの歯止めがきかなくなるのでしょう。