鹿児島歴史みてあるき  ~ 外城・四季・フォト ~

     2007年から始まった薩摩藩・麓(外城)巡りの記録。各地を訪れた四季折々の風景。日々の暮らし。

2011 頴娃麓・春

2011-05-15 | 麓-南九州市

4月上旬に頴娃麓を訪れる。2度目の訪問。 天気はあいにくの雨。

頴娃麓の地頭仮屋跡。現在の郡地区公民館。

 

頴娃麓は郡地区公民館側の下麓地区と国道をはさむ頴娃小学校側の上麓地区に分かれている。

頴娃麓の特徴は当時の町割りがいまもそのまま残ること。

下麓地区にて

 

下麓地区には当時の町割りが縦横に残っている。

 

 

屋敷跡に石垣と石柱門が残っている

 

同じく下麓地区。古い石垣と生垣が続く

 

 

今回初めて歩いた麓内の小路。ここにも石垣が残っている。

 

 

撮影日:平成23年4月8日

下麓地区は武家門を見ることができなかったが上麓地区を歩くと見つけることができるかも知れない。


2010 知覧麓の風景

2010-10-15 | 麓-南九州市

9月に南九州市頴娃町から川辺町に移動する途中、知覧麓に立ち寄りました。

知覧麓のようす。まだまだ日差しが暑い。

 

 

修理工事中の武家門と遭遇。屋根の葺き替え、それと袖壁も補修しているもよう。

 

 

知覧麓のようす。

 

 

 

 

9月はまだまだ日差しが暑い。日陰を選んで歩きたくなります。

 

 


2010 知覧麓 02

2010-02-14 | 麓-南九州市

知覧麓の続き。

 

 

甘酒やカフェを楽しめる所もある。雨足がちょっと強くなった

 

 

 

あちらこちらに鶯のさえずる声がする。雨も上がった。

 

 

 

これは何の実だろう。

 

二匹の白猫を発見。互いにじゃれあっていた。

というより左の雌猫(?)に右の雄猫(?)がしきりにちょっかいを出していた。

 

迷惑と思ったのか雌猫は玄関下の階段から脇の生垣の中に引っ込んでしまった。

雄猫はどうするのかな~と見ていたら、生垣の隙間から雌猫のいる所へ飛び込んでいった。

執念だね。


2009 知覧麓 ④ 本馬場通り

2009-06-27 | 麓-南九州市

6月は本馬場通りの生垣がとても綺麗です。武家門が2~3棟続いて見える風景がとても好き

 

 

本馬場通りはもう一度右に折れ曲がる

 

 

知覧型とよばれる萱拭き民家

 

 

 

 

茅葺の旧高城家住宅

 

 

突き当りは薩摩焼酎白波のCMにもでてくる森重堅邸

 

 

朝顔がきれい。森重堅邸

 

 

 

(訪問記)

知覧麓全体を歩いてみて本馬場通りの周りに武家門をはじめとする麓の遺構が広く残っていることが分かった

本馬場通りの見事さも改めて認識。本馬場通りの周りに景観整備が広がっていくことを期待したい

参考:知覧~武家屋敷通り(2008.5訪問


2009 知覧麓 ③ 本馬場通り

2009-06-24 | 麓-南九州市

知覧麓の本馬場通り。御仮屋跡の脇から亀甲城跡まで延々700メートル以上続く。正面は母ヶ岳

 

両側に石垣と最高3メートル以上の生垣が続く。高い生垣は武家屋敷の庭園から見ると築山として機能する

 

 

本通りの武家門。綺麗に刈り込まれた生垣を眺めると維持管理の苦労がわかる

 

 

 

 

本馬場通りは途中で折れ曲がり、見通しがきかないように作られている

 

石敢当のある突き当りを右折してみた

 

 

 

(続く)


2009 知覧麓 ② 素の風景

2009-06-22 | 麓-南九州市

 

伝統的建造物保存地区は本町馬場通りまで含む広い範囲で指定されている

いずれこの通りも整備されるかも知れない

本町馬場通りから紺屋小路と呼ばれる脇道を歩く

 

 

武家門にみえるブロック塀はそのうち整備されるかも知れない

 

小路の名前をかいた標識ができると風情がぐっと増すのだが

 

 

 

雰囲気のある通りが続く。背の高い椰子の木は南国鹿児島らしい風景

武家屋敷群で椰子の木を庭に植えているのは沖縄を除けば鹿児島くらいではないか

 

このあと本馬場通りをそぞろ歩く(続く)


2009 知覧麓 ① 素の風景

2009-06-20 | 麓-南九州市

「薩摩の小京都」知覧の代表的な景観は700メートル以上にわたって続く本馬場通りの高い生垣である

両側の武家屋敷の庭園と相まって通り全体が一つの庭園と化している。 多くの観光客は本馬場通りを目指す

しかし本馬場通りを一歩脇に入ると観光向けとは異なるかつての知覧麓の姿を知ることができる

知覧武家屋敷への入口。城馬場通り

 

本馬場通りの入口。知覧武家屋敷のメインストリート

 

城馬場通りを法務局まで歩く

 

法務局角の交差点から入る本町馬場通り。本馬場通りとはずいぶん趣きが異なる

 

本町馬場を少し歩くと低い石垣と2メートルほどの高さの生垣が両側に続いている

 

屋敷は四段積の石垣の上に高さ最大3メートルもあろう高い生垣に囲まれている

蒲生の武家屋敷通りの雰囲気がある

 

 

 

先に進むと古い武家門構えの屋敷がある

 

屋敷をさらに進むと左右に玉石垣と生垣を配した武家門が見えてくる

 

知覧麓の武家門はどこも建材や様式が似ているようだ

本馬場通りに建つ武家門のように門の奥に屏風石が見える

 

 

この後、本馬場通りへ向けて小路を歩く(続く)。


2008 勝目麓 02

2009-03-07 | 麓-南九州市

勝目麓は注意して通ると往時の面影を偲ばせる石垣が国道や旧道沿いに多く残っている

屋敷はないが石垣が残っている

丸い頂部の意匠が面白い

 

 

勝目小学校付近

 

古い石柱の門

 

古いかは分からないが、入来麓で見たような犬槇の門が勝目でも見られた

 

 

旧道沿いに残る石垣

 

頂部に傘石を載せた見事な意匠の門

 

 

石柱の門。頂部の意匠が珍しい

 

古い石垣と生垣。各地の麓によく見られる景観が勝目麓でも見られる

 

 

 

門の登り口の左右に石垣が積まれている

(訪問記)

勝目麓は残念ながら武家門は残っていないが、国の指定文化財である旧勝目郵便局や古い洋館、石垣等が残り、明治や大正時代のハイカラな村の雰囲気を感じさせる、そんな地区です。


2008 勝目麓の風景

2009-03-07 | 麓-南九州市

南九州市川辺町から枕崎市へ向かう国道225号線沿いに勝目地区がある。

勝目村と呼ばれ藩政時代に地頭仮屋が置かれた。勝目村は旧川辺町と合併しさらに知覧町、頴娃町と合併して現在の南九州市となった。

勝目麓の交差点近くにある地頭仮屋跡。石造りの門柱、石造りの塀が残る。

交差点を入った旧道に麓地区が残る。写真は昨年12月に訪れたときのもの

 

旧道に沿って意匠の見事な石垣が続く。石垣内の数々の犬槇も見事

 

新築の家作りにもこのような石垣を取り入れてくれたらと希望する

 

側道から元の旧道をのぞむ。左右に石垣が積まれ、左には石造りの門柱が見える

 

医院。古い洋館がたつ。

グループホームが併設されている

 

以下の写真は夏に訪れたときのもの

 

斜家。古民家を利用した実はラーメン屋。看板らしきものはない

 

旧勝目郵便局。国の登録有形文化財。昭和16年築。地元遺産として是非活用したい

(続く)